あく抜け上値を試す 米中も開戦寸前までいって回れ右 (2018.10.29)
前週末続落。日経平均中陰線の引け。底値圏とみられる。26日、米10年債一時3.05%(9日3.26%)に低下。急伸前の水準に戻ったのが主因。同日、ダウ296ドル安(一時539ドル安)。アマゾンとグーグル(アルファベット)の失望売りをこなし、11月1日アップルの決算発表で事実上あく抜けの見込み。米主力の成長減速懸念を織り込み、プログラム売買の持ち高調整が一巡するためだ。前週末、日経平均25日移動平均線2万3124円との乖離8.4%。騰落レシオも70%台に下がり自律反発目前。3月28日の安値2万347円を下値に窓埋め1911円が上値の目安。10月2日4448円を高値に26日971円まで3477円押し、半値戻し2709円も視野に入った。11月6日米中間選、同30日米中首脳会談を手掛かりにリバウンドが予想され、年末EUと英国の合意成立(再投票で残留)期待もある。ODAが日中平和条約40周年から一帯一路の一部といわれるように、米中関係も開戦寸前までいって回れ右。11月、ないし来年3月にかけて流れが変わる公算大。10月25日の満月が東日本大震災に似た巡り合わせで、当日起きたことが後日伏線になると述べた。世界同時株安のほか、首相訪中、ギリシャM6.8地震(26日宮城県沖5.7)、プロ野球のドラフトまでお試し期間の範疇。疎かにできない。これから半年、頷く時がくるという。天王星軌道による84年、168年前なら戦争突入だけにAIやロボット、IoTなど当てにならない。日経平均先物によると、大証の引け2万1230円(-0.19%)に対し夜間取引230円、シカゴ円建て240円。ダウ先物も2万4697ドル(-0.72%)など下げ一服。来週明け、買い戻しで始まりそうだ。これまでの下げで中国のPMIや米国の個人消費、ISM指数、雇用統計発表など大半織り込み済み。26日フィラデルフィア半導体指数1153(-1.72%)にしても戻り基調。スーパーサイクルの踊り場でビットコイン第2波の鍵を握っている。10月24日現在、全米個人投資家協会によると、今後半年強気から弱気を差し引く回答-13.0%。16年2月以来のベアマーケットという。米商務省の7~9月期GDP速報値も前期比+3.5%(4~6月期+4.2%)。企業の設備投資+0.8%(同+8.7%)でやむを得ない。26日まで高値からダウ8%、ナスダックも12%調整し織り込んでいる。米10年債をはじめ米経済のファンダメンタルズが自動調整機能を果たしている。25日まで欧米とアジアを通じて中国株が20%以上(昨年末比)下げダントツ。以下トルコ、韓国、比、香港、ドイツ、台湾、インドネシア、日本8%の順。米国株のみプラスになっている。
26日の日経平均84円安。大引け2万1184円。TOPIX1596 (-4)。東証一部の出来高16億9900万株、売買代金3兆1800億円。値上がり554(値下がり1502)。上海総合が2598(-0.19%)で引けた。マザーズ指数の引け873.42(-2.97%)。出番待ちだ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)など。値を保った。あく抜け上値を試す場面だ。(了凡)