証券ビュー

アンコール伊勢町

節分まで気を抜くな   日銀が一線越えると沸き返る (2012.01.05)

意外に堅調。ほっとした。年末年始の海外株高によるもので、日経平均はCMEに鞘寄せ後もみ合い。小康を保っている。寄り付き外資250万株売り越しというが、米中の経済関連指標好転を手掛かりに吸収。主力中心に高い。3日NYダウ179ドル高で引けたが、一時260ドル高まであり、6日発表される米雇用統計改善も織り込んだ模様。欧米は株高が命綱になっている。今年は、4日述べたようにマヤ暦終末の時。12月21日が焦点になる。フリーメーソンやイルミナティが世界統一の年と定め、グローバルな債務危機をつくり出す一方、中東を口火に第3次大戦を強行。世界政府樹立の夢を実現するという。この日同時に太陽系が銀河系のフォトンベルトを通過するといわれ、電磁波障害や異常気象が続出。99年暮れノストラダムスが狼少年になった当時を思い出した。結論からいうと、フリーメーソンの世界統一未遂。フォトンベルトに伴う障害も冷静に対応すれば吸収できる。しかし、2月3日の節分まで気を抜けない。年明け堅調に始まったが、節分まで2011年のもの。とても丸く収まらない。中国は旧暦で回しており参考になりそうだ。それにしても、日銀。白川総裁の基本に忠実でブレのない舵取りを清々しく思っていたが、日本の場合ニクソンショックから40年円高、バブル崩壊から20年デフレの終盤。円ドル、円ユーロとも極端な円高で日経平均8000円割れも伝えられる中、財政難と国債格下げ懸念を理由に消費税引き上げを固めた政府に対し、依然として何もしないでは話にならない。仮に引き上げが通っても税収が減るとみられ、岩田規久男教授(69)が述べているように、今や円高とデフレを止められるのは日銀だけ。日銀法を改正し、コア・インフレ率2~3%をめどに経済が安定するまで市中に資金を供給。円高とデフレを止めるのが先決。さもないと元も子もなくなる。ちなみに、FRB。量的緩和第2弾でデフレを阻止。2011年9月までにマネタリーベースがリーマンショック前の08年8月から3倍になった。ところが、日銀は11年2月まで15%増にとどまり世界で日本だけデフレ。11年9月現在コア・インフレ率(食料品とエネルギーを除いた消費者物価の前年同月比)マイナス0・4%。最大で15%では並みの景気後退からも抜け出せない。企業や金融機関はデフレになると利益を出すことが難しく株価も上がらない。不動産、実質賃金、新卒、住宅ローン、年金でさえ逆回転。このためマネタリーベースを上げ、FRBのように物価安定と雇用最大化を目的に必要なインフレ率実現が不可欠。それには国会議員によって98年の日銀法を改正し、国益として大幅な金融の量的緩和に踏み切ること。通常国会で日銀法改正も話題にのぼる見通しだ。円高とデフレを止められるのは日銀だけ。日銀法を改正できるのは国会議員だけという。

日経平均は104円高。8560円の引け。出来高14億4300万株、売買代金8500億円。円ドル76円台半ば、円ユーロも100円割れの円高が重し。膠着状態に変わりない。■■■■■(****)がストップ高のほか、4日紹介した大半の銘柄も高い。■■(****)と■■■■(****)のトレンドが好転し、医薬品関連に活躍余地。■■■■(****)まで波及する。MRJ初飛行を手掛かりに■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など出番待ち。■■■■■(****)と■■■■(****)は再びフルイがかかれば底入れ。円高とデフレの終盤に備えるところ。市場は日銀が一線を越えると沸き返る。            (了凡)