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恫喝より耐えてみせる 日本人も腹をくくり軌道修正が筋 (2018.10.04)

 4日ぶり反落。日経平均連続小陰線の引け。日柄整理とみられる。前日ダウ122ドル高(最高値更新)を受けたもので、外資の先物売りが主因。米中貿易戦争長期化が伝えられ、11月6日の米中間選前解決を諦め、同以後1年以内に切り替えた模様。2019年秋以降、再び米大統領選を視野に強硬措置が予想されるという。9月14日2万3000円を上放れ、上げのピッチが急なためスピード調整。騰落レシオ25日平均が109%台に低下。同19日の窓埋め2万3481円が下値の目安だ。3日ザラ場4030円を安値に切り返し意外なほど確り。リーマンショック10年、裏をかく動きと考えられる。外資の買い戻しが残っている上、1ドル115円を試す公算もあり、国内外運用資金が割高な米国から日本株に流れ始めたのも支援材料。2万5000円を仮説に倍返し7631円まで言及した。フィラデルフィア半導体指数が踊り場を迎え、2日1370.87(+0.43)で引けたものの、ダイナミックな三角もち合いを形成。世界のデータ生成量が数年で3~4倍、フラッシュメモリーも同4~5倍に増える見通し。一方、米中貿易戦争。中国通の津上俊哉氏によると、「屈しないし熱くもならない」という。外国企業の合法な権益を一視同仁、平等対待で必ず守ると伝えたのが第一。米国金融界の代表者たちが王岐山氏(70)に面会。彼がだらしない姿で現れ、中国人は肉を食べずシャワーを浴びず、車にも乗らず2年平気だ。米国人は耐えられるか。トランプ氏が貿易戦争をやめないと君たちも大変な目に遭うぞとまくしたてた様子。8月の北戴河会議で習近平氏批判が相次いだものの、歴史的必然で永い戦いの始まりであり、中国は覚悟を決め戦わなければならない旨合意がうかがえるという。要するに、11月までお試し期間というわけだ。受け売りだが、王岐山氏は師匠の朱鎔基似といわれる。2008年リーマンショック前夜に経済担当副総理格でガイトナー米財務長官に「デフォルトしたらどうなるかわかっているだろうな」と恫喝し話題になった。今となれば、恫喝より耐えてみせるのが中国人の本音という。7年後にハレの日を迎えるため、日本人も腹をくくるのが筋。84年ぶり、今後7年で世界が一変するのを前提に自ら軌道修正に取り組むわけだ。天災がつきもので、週末台風25号をしのいでも手を替え品を替え次々やってくる。第4次安倍改造内閣然り。発足早々前途多難で3年持つかどうか。一強が崩壊すると戦国に戻るだけに、頼りになる相棒がいないと困る。
 3日の日経平均159円安。大引け2万4110円。TOPIX1802(-21)。東証一部の出来高14億6300万株、売買代金2兆6900億円。値上がり331(値下がり1714)。12月限が2万4140円(-0.58%)の引け。夜間取引190円、シカゴ円建て同。ダウ先物も2万6773ドルと小確り。10年債0.135%変わらず。米10年債3.078%(+0.021)。上海総合休場。マザーズ指数の引け1054.04(+0.05%)。もうひと山ある。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)など。消去法で日本に理外の理、漁夫の利も考えられる。(了凡)