一変した首相の評価 引け後、流れる日本株買いの情報 (2018.09.12)
円安に振れ続伸。日経平均中陽線の引け。窓を空けて上放れた。5日移動平均線2万2482円に25日線2489円も上回り、半値戻し2602円を突破。14日メジャーSQのお膳立てとみられる。先物の買い戻しによるもので、東証一部の出来高13億4400万株、売買代金2兆1100億円にとどまった。台風21号や北海道地震の復旧が伝えられ、前日ダウ59ドル安にかかわらず反発したSOX指数1375.74(+1.10%)が手掛かり。半導体中心に大型株が戻し、TOPIX(+0.67%)より日経平均(+1.30%)の上昇率が目立つ。SQに向けて5たび2万3000円挑戦。成功すると2万5000円も考えられる。好材料が欲しいところだ。13日まで東方経済フォーラム(ウラジオストク)、20日自民党総裁選、25日に日米首脳会談が固まった。30日沖縄知事選のほか10月首相北京入り、11月6日米中間選、年内米朝首脳再会談も持ち上がった。それぞれ11月までお試し期間で来年3月本格化。12月に一人ひとりが世界を動かすといわれ前向き。7年後ハレの日を迎えるため、打つ手なしで適応を迫られた。折りもおり、ユーチューブ林原チャンネルに内閣官房参与の谷口智彦氏(1957~)が紹介され合点。新刊「安倍晋三の真実」が受けている。2005年「通貨燃ゆ」で注目された首相のスピーチライター。東京五輪招致のプレゼンテーションや米議会上下院合同会議の演説でも知られる。6月9日G7サミット(カナダ)でロシア処遇と貿易問題を巡り紛糾。一旦承認されたコミュニケ(合意文書)をトランプ氏が撤回し混乱した場面。欧州側が首相に一任し収拾を依頼したシーンを世界が見た。以来、首相の評価が一変し英国の外務省が対米向け相談を持ち掛けるほど。1991年物故した晋太郎氏(享年67)の外務大臣秘書になり、その後内閣官房長官を務め一度も大臣経験なしに首相就任。最終学歴こそ三菱のつくった成蹊大で偏差値をとやかくいわれるが、受験準備なしで私塾の「世界に未来に貢献する人間教育」を受けた。勉強していれば東大卒。亡父のほか祖父岸信介や佐藤栄作も東大出で飛び切りのDNA。昭恵夫人も誤解が多いという。20日、総裁選直後から日本に対する見方が変わりそうだ。首相がトランプ氏を持ち上げるのは米国に強くなってほしいため。そうしないと日本も復活しない。若い世代に前途ある日本を託したいという。現在、バブル崩壊直後の新卒者が50歳。下りばかりで上りの経験がない。首相は新天皇即位や東京五輪を控えGDP、株価、働き方改革など傾注。台風や地震視察、来年G20日本開催も待ったなしだ。
11日の日経平均291円高。大引け2万2664円。TOPIX1698(+11)。値上がり1058(値下がり942)。9月限が2万2650円(+1.30%)の引け。夜間取引590円、シカゴ円建て565円。ダウ先物2万5788ドルも甘い。10年債0.110%変わらず。米10年債2.951%(+0.018%)。上海総合が2664(-0.18%)で引けた。マザーズ指数の引け1017(+0.19%)。商い急増で期待をもてる。値上がり率ランキングによると、関係分で■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■(****)など。引け後、消去法で日本株買いの情報が流れた。ポスト米国の一番手として外資が注目している。(了凡)