証券ビュー

アンコール伊勢町

歴史的な転換点先取り 米国中心の新しい世界秩序を描く (2018.09.14)

 SQを前に反発。日経平均中陽線の引け。高値圏でもみ合った。12日付WSJ(ウォール・ストリート・ジャーナル)が電子版で米中高官の通商協議再開を伝え、ダウ27ドル高を受けたもの。SOX指数続落にひきかえ上海総合が持ち直し、半導体関連の売りと仕掛けの買いが交錯。引け円安に振れ締まった。日経平均の上昇率(0.96%)よりTOIPX(1.11%)の方が目立ち11日と逆。地合い好転がうかがえる。2万2900円の戻り売りが関門といわれSQにかかってきた。日経平均先物によると、大証の引け2万2630円(+0.85%)に対し夜間取引660円、シカゴ円建て665円。ダウ先物2万6068ドル(+0.12%)と確り。寄り前発表された7月の機械受注(11%増)も追い風になった。半導体の調整がスマホの落ち込みによるもので、今後データセンターや次世代自動車、AI、さらにIoTなど数年で4倍以上といわれるだけに強気。11~15日ロシア軍空前の大演習「ボストーク2018」が10~13日ウラジオストクの「東方フォーラム」と隣り合わせ。プーチン氏が経済で窮地に立たされ、二兎を追うものとみられる。受け売りだが、直近3ヵ月主要国の株価指数を振り返ると、米国とインド、オーストラリアがプラスで推移。日本マイナス0.5%に対し台湾と韓国 マイナス5%、ドイツマイナス9%、中国マイナス13%という。米国の有名な投資家による「富・戦争・叡智」(日経2010)に第2次大戦当時の英米仏独日など株価が詳細に記され、勝敗の帰趨をかなり前から織り込んでいたという。世の中の歴史的な転換点を正確に予想する手掛かりになった。現在の米中貿易戦争をふえんすると、トランプ氏が描く「米国中心の新しい世界秩序」を逐一先取り。直近3ヵ月が物語っている。但し、11月までお試し期間。ぬか喜びも考えられる。日本の場合、来年4月統一地方選、5月に陛下譲位、7月には参院選を控え、憲法改正発議・周知期間(60~80日)。このほか、6月G20(大阪)や10月の消費税10%などイベントラッシュ。20日自民党総裁選後、秋の臨時国会で各党と調整に入り、来年通常国会で憲法改正発議。参院選が衆院選と国民投票で三つ巴になる情報もある。日経平均が2万3000円で頭打ちながら、ボックス圏で右肩上がり。懸念される中国の金融危機が米国の減税・財投効果一巡後。来年後半表面化といわれるのも道理。これまで改元前後、滅多にないことが束になって起きている。
 13日の日経平均216円高。大引け2万2821円。TOPIX1710(+18)。東証一部の出来高13億4600万株、売買代金2兆3400億円。値上がり1511(値下がり513)。10年債0.110%(+0.005)。米10年債2.971%(+0.007)。上海総合が2686(+1.15%)で引けた。マザーズ指数の引け999.19(-0.05%)。小反落にとどまった。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など。何も彼も今年と来年にかかっている。(了凡)