11日前後が変化日に トランプ氏に似ているアマゾン (2018.09.07)
売り一巡後下げ渋り。日経平均小陽線の引け。窓を空けて下放れた。後場、落ち着いた動き。前日ダウ22ドル高にとどまり、台風21号に続き北海道地震の影響をあらかた吸収。■■■■(****)3980円-0.62%、■■■■■■(****)2254円-1.40%、■■■■■(****)713円-6.43%など善戦の部類。相次ぐ天災に7年前東日本大震災のトラウマが免疫になった。3.11さえ全域停電がなく復旧に1週間。泊原発の対応も焦点になったが、非常用電源で使用済み核燃料プールの冷却を継続。外部電力の後押しを得て支障ないという。朝一番、首相が人命第一、政府一丸の支援を表明。自衛隊2万5000人派遣や一連の被害対応を指示。臨時国会まで自民党総裁選を棚上げする声も出た。率直なところ、持ちこたえた印象。200日移動平均線2万2412円をボーダーラインに週末、来週明け2000円の節目が関門。シティグループとゴールドマンが2月同様に7日米雇用統計発表を売り材料と見ている模様で興味深い。投資家の楽観が1月以降極端な水準に達し、1987年以降70%の確率で1年以内に下落しているという。受け売りだが、4日時価総額1兆ドルを突破したアマゾン。米小売業全体の伸びが限られる中で急成長。1兆ドルもゼロサムゲームの積み重ね。過去10年で25倍に化けた株価の裏で多くの企業が倒産。残ったICペニーやシアーズなど90%以上下落し市場価値を失った。このため、アマゾンとの提携が短期的な収益増につながっても、長期的には悪魔と契約したことになるという。街から本屋、CD販売、家電や玩具店など続々姿を消し、アマゾンだけ残っても池の中の鯨というわけだ。バブル当時№1を目指し失敗した日本企業が、リーマンショックを境にオンリー1に切り替え最高益を更新。米中貿易戦争や新興国通貨安、天災にもめげず国内外で共存。日経平均2万3000円挑戦に4度失敗し、まだ諦めないところがいじらしい。米国の場合、トランプ氏のちゃぶ台返しが株安か自身の退場に追い込まれるまで続くとみられ、今後アマゾンと似たような経緯が予想される。11月6日の米中間選までお試し期間。中国も粘りねばって結果を受け入れ軌道修正。それまで前日述べたイベントの延長上と考えられる。需給関係によると、当面8、9月踏み10、11月投げを仮説に進むほかない。不慮の天災に備え、岩谷産業(8088)を関係分に追加。電力やガス、水素などライフラインに直結し連続最高益を計上。6日3855円(2017年10月5株を1株に併合)で引けた。LPガスブームの再来。電子(6951)のキャパシタ(蓄電池)も一段と面白くなる。
6日の日経平均92円安。大引け2万2487円。TOPIX1692(-12)。東証一部の出来高12億8000万株、売買代金2兆2300億円。値上がり504(値下がり1538)。9月限が2万2480円(-0.35%)の引け。夜間取引550円、シカゴ円建て555円。ダウ先物2万6033ドルと強含み。10年債0.105%(-0.005)。米10年債2.896%(-0.007)。上海総合が2691(-0.47%)で引けた。マザーズ指数の引け1009.95(-2.36%)。反転待ちだ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)など。曲がりなりにこれまで無事だ。11日前後が変化日とみられる。(了凡)