証券ビュー

アンコール伊勢町

世界中の投資が日本に 8、9月踏み10、11月投げが仮説 (2018.09.03)

前週末反落。日経平均小陽線の引け。意外なほど確りだ。安値が8月24日の窓埋め2万2601円より77円上。引けも5日移動平均線2万2839円を上回り、騰落レシオ88台で9日ぶり一服。4度目の2万3000円に失敗しながら下値を切り上げた。週明け3日レイバー・デー(労働者の日)の祝日でNY休場だが、日経平均先物によると、大証の引け2万2860円(-0.04%)に対し夜間取引840円、シカゴ円建て810円。NYダウ先物2万6038ドルなど小甘い。8月31日合意できなかった米国とカナダのNAFTA見直し交渉が9月5日再開される見込み。同日NYダウ22ドル安(一時107ドル安)を受けて来週明けメキシコと「3ヵ国合意」を打診する場面。直近アマゾンとアップルが孤軍奮闘でNYダウを押し上げただけにピーク圏の印象。ロンドン30日ロイターも、「米景気はすでに相当成熟し金融が引き締まる局面」という。貿易戦争のほか長短金利逆転が目前に迫り今秋ターニングポイント。米国の金融正常化が新興国から先進国へ資金の還流を促し、中国やトルコ、アルゼンチンなど新興国バブルが弾けたとの説も有力。弱いところから調整が始まり全体に波及するわけで、10年前のリーマンショックやアジア通貨危機など一線を画したバージョン。目を離せないわけだ。4日、8月のISM製造業指数(6日同非製造業)に7日、同米雇用統計発表。3日、国内で4~6月期法人企業統計、7日に7月の家計調査や同景気動向指数発表がある。受け売りだが、日本のバブルが始まった1986年。最大のターニングポイントを通過したという。日露戦争の戦時国債と戦後IMFの融資を全額完済。以来、世界中の投資が日本に集まるようになった。デフォルトなしにやり切ったためだ。国内で預金封鎖の時も外国向け返済を優先し86年から事実上無借金。こんな国はどこにもない。中国が1989年の天安門事件で孤立し、ゴールドマン仕込みの借金を元手にレバレッジで高成長。さらに外国企業の証拠金をみかじめ料に何百倍のレバレッジをかけて買収資金に充当するなど米国の二の舞。再び孤立したわけだ。戦後米国の「借金大国」を支えたのがドイツと日本。ドイツが脱落して中国に肩入れし、ICU(集中治療室)に入ったドイツ銀を見て日本しかなくなった。トルコが中国頼みだけに、やがて第3次大戦か第5次中東戦争が予想される。万一トルコがデフォルトなら、トランプ氏はどの国であれ全米の金融資産を凍結するという。最初イラン、北朝鮮、山口組、工藤会など。現在、中国に関する報道が極端に減っている模様だ。8月24日の窓埋め後、次の幕が上がる。
 8月31日の日経平均4円安。大引け2万2865円。TOPIX1735(-3)。東証一部の出来高13億300万株、売買代金2兆4000億円。値上がり736(値下がり1253)。10年債0.110%(+0.005)。米10年債2.856%(-0.001)。上海総合が2725(-0.46%)で引けた。マザーズ指数の引け1049.13(+0.84%)。出直る公算が大きい。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)など。■■■■■■■(****)が157円引け。9月から半年面白い。■■■■■■(****)は529円引け。4月の急騰から半年目。流れが変わる見込み。8、9月踏み10、11月投げが仮説だ。(了凡)