陰の陽はらみ窓埋め 米国並みに日経平均5万円10万円も (2018.08.30)
続伸の後伸び悩み。日経平均小陽線の引け。陰の陽はらみだ。上ヒゲが長く反落の兆候。24日の窓埋め2万2601円が目安。日柄整理が見込まれる。28日NYダウ14ドル高を巡るもので上値が重い。米国では株から債券に資金が流れ、7月末まで1年間に株式投信の純減109億ドル、債券投信の純増3015億ドル。先行き貿易戦争や新興国の通貨不安、地政学リスクなど米国景気に弱気のシグナルが出たという。日本の場合、政府・日銀による金融相場。それも、来年10月消費増税10%を控え生かさず殺さず。米国のように10年1.7兆ドルインフラ投資、同1.5兆ドル減税を同時投入して業績相場に持ち込んだケースと比較できない。巷間、みたび増税が延期されると個人消費が予想以上に伸び日経平均3万円。一国の株価を左右するのは金融と財政であり、米国が両輪で全開なら日本は財政が片手落ちで2万3000円といわれる。念のため、東証のTOPIX-17小売り指数を見ると、6月13日249.47をピークに8月21日221.61まで11.2%下落。増税を控え駆け込み需要と反動を示唆するもので、米中追加関税の応酬にトランプ氏の「真珠湾攻撃を忘れない」旨通商交渉を加味すると輸出も頭打ち。11月までお試し期間に気張ることはない。日経平均先物によると、大証の引け2万2850円(+0.22%)に対し夜間取引830円、シカゴ円建て同。NYダウ先物2万6104ドル(現物のピーク1月26日2万6616ドル)と小確り。日本はこれから米国を前例に業績相場が予想され、2万3000円でも余裕がうかがえる。米中とも覇権争いに半導体のデータセンター需要無限。日本の取り込みが不可欠とみられるためだ。米国並みに中長期5万円、10万円も考えられる。このため、お試し期間が過ぎても来年3月まで動じない。6月から日経平均の指数離れが顕著になり、中小型のTOPIXや新興市場が尻上がり。9月にリーマンショック10年を迎える中で水準訂正。主要メディアの論調にひきかえ、弱気の裏目が出そうだ。8、9月踏み10、11月投げを反説に前向きだ。■■■■■■■(****)が161円引け。移動平均5・25日に続き75日線もゴールデンクロス。9月にかけて夜放れの感触をつかんだ。すい臓がんペプチドワクチンの治験で2度失敗。今回合弁子会社のリキッドバイオプシーが収益回復の有力な手掛かり。緒につくと、セコム医療システムと連動しプレシジョン医療に弾みがつく見通し。半年後、様変わりの足取りだ。
29日の日経平均34円高。大引け2万2848円。TOPIX1739(+7)。東証一部の出来高11億2600万株、売買代金1兆9600億円。値上がり1443(値下がり584)。10年債申さず。米10年債2.870%(-0.012)。上海総合が2769(-0.31%)で引けた。マザーズ指数の引け1029.61(+0.92%)。陽の陰はらみだ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)など。引け後ビットコイン円が80万円大台目前。何か嗅ぎつけたようだ。(了凡)