転機が迫り悲観禁物 西暦でなく元号で動いている日本 (2018.08.22)
売り一巡後下げ渋り。日経平均小陽線の引け。転機が迫っている。一目均衡表の雲下限2万2192円を上値に騰落レシオ83%台。雲のねじれが接近しているためだ。トランプ氏が米中貿易戦争を「無期限」とする一方、中国が22~23日貿易協議再開に応じ歩み寄り。足もとの景気悪化と金融市場の混乱を懸念したとみられ、トルコが米国の追加関税に反発してWTOに提訴したことから、トルコ・リラ暴落が人民元安と連鎖しかねない情勢。8月下旬に第2波を巡って抜き差しならない場面を迎えた。20日NYダウが2月1日以来6ヵ月半ぶり高値を更新し、S&P500も高値圏に戻したが、米国債のショート(空売り)が積み上がっている模様で、株高も峠を越したといわれる。直近1週間ヘルス・ケアや公益事業のセクターが買われ、商品価格指数も5月下旬をピークに下落。インフレの兆候が後退し米利上げ見送りも考えられるだけに週末悩ましい。23日から米ワイオミング州ジャクソンホールで開かれる恒例の国際経済シンポジウム。24日午前FRB議長が登場しガイダンス。利上げに慎重な内容なら米国債の買い戻しを促し、長期金利の低下が逆イールド(長短金利の逆転)をもたらす契機になるという。おのずと円高に振れ株安が見込まれる。9月7日告示、20日投開票を決めた自民党総裁選に一石投じそうだ。21日、菅官房長官(69)が札幌で「携帯電話料金を4割下げる余地がある」と述べ、後場関連3社が急落した。日本は、西暦でなく元号で動いている。同日、夏の甲子園で103年ぶり秋田勢が決勝に進出。これに対し大阪桐蔭データ班が前日深夜2時まで相手を分析。出来90点以上と伝えられ、事実打ち崩した。なるほど100年の記念大会でも循環している印象。米中やトルコ、景気、金利、為替。おまけに、制裁・追加関税の応酬などつけ入る余地がない。8、9月踏むと10、11月投げを仮説にお試し期間と述べた。来年3月本番に備えるもので消耗戦が関の山。体力を失わず、いざとなれば資金を投入できる粘り腰が必要。週末予想される第2波にも前向きだ。9月30日、沖縄知事選で中国のサイバー介入に気を取られていたら、米中間選に中国やロシアも介入のうわさ。中国は近隣のラオスやカンボジア、北朝鮮のほかイランにも介入し朝貢外交を展開中という。一度ガス抜きしないと回らない。16日、米国で孔子学院(2004~)の相次ぐ閉鎖が伝えられた。沖縄の場合、米軍基地撤去と琉球独立を条件に前知事を支援していたという。
21日の日経平均20円高。大引け2万2219円。TOPIX1685(-6)。東証一部の出来高10億6700万株、売買代金1兆9200億円。値上がり563(値下がり1455)。9月限が2万2220円(+0.27%)の引け。夜間取引290円、シカゴ円建て300円。NYダウ先物も2万5818ドルと確り。10年債0.090%変わらず。米10年債2.837(+0.022)。上海総合が2733(+1.31%)で引けた。マザーズ指数の引け948.52(-0.36%)。■■■■■■■(****)が出直ると一変する。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)など。悲観禁物だ。引けあと、■■■■■■(****)が自社株買い500万株を発表。夜間取引で急伸している。(了凡)