証券ビュー

アンコール伊勢町

一時代終わる12月21日 古い日本売り新しい日本買い (2011.12.31)

膠着状態のまま納会。顔色なしだ。発会を見越したとみられ、3日ぶりNYダウ135ドル高も徒花。日経平均は12月も連続陰線を引いた。29日イタリアの10年債入札が目標に届かず、平均利回り6.98%とあって年明けPIIGS債満期償還に不安。12月14日、円ユーロ90円に振れる足取りと述べた通り。1,2月脳ましい。外患に加え内憂も弱材料。 同日に民主党が消費税半年先送りを表明。2014年4月8%、15年10月10%と煮え切らない。現政権がTPP、税と社会保障の一体改革、外交、震災や原発事故対応、東電(9501)の一時国有化など課題山積し機能不全。半端な状態に置かれているためだ。復興ひとつ、被災地で政治と行政不信深刻。政策が空回りして現場が回らない。民主党政権になって鳩山、菅、現首相も組織を動かした経験がない。大臣を一新したところで行政が動かないわけだ。いい悪いは別としてクリントン、ブッシュが州知事を経験して行政を動かしたのに対し、オバマ大統領は経験がないため再選をめぐり大苦戦。政策と現場は別物。政治家もマネジメントを学ばないと使い物にならなくなった。あらゆる権限と予算が国に集中し、いまだ永田町と霞が関が全国を一律に仕切っているのが現状。震災、原発事故を通じてパンクしているのがはっきりした。1月召集の通常国会でも紛糾。主客転倒の消費税引き上げが難航すると、うわさの国債格下げに現実味。春先から金利急騰も考えられる。そこで2010年12月28日にまとまった大阪の成長戦略。大阪府と大阪市を統合・再編して都をつくる構想。役所の持つ既得権益を再構築するもので、二重、二元行政の弊害を一掃。明治以来144年のシステムを改めるもの。半年、1年後に具体化する見込み。このため古い日本を売り、新しい日本を買う相場がやってくる。1,2月前哨戦になりそうだ。2012年12月21日フォトンベルト入りと述べた。1999年12月31日のミレニアムからマヤ暦に伝わる終末の時といわれたが、世界でなく欧米や中国など一時代の終わり。太陽系の天体ショーに重なるという。よって、新時代が始まる。この日が冬至を意味することも事実で、アストロで誕生の時と呼ぶそうだ。そこで、2012年の日経平均。1,2月に昨年11月25日のザラ場安値8,135円をテスト。7,680円が目安と述べた。アストロでは、底入れが7,700円以上ならブルに希望をもたらし、1万200円を上回るのも時間の問題。1万900円を抜くと理想的な展開という。しかし、最悪の場合08年安値6,995円割れ。2012~2013年に到来する模様。実現すれば、健全な反騰が始まるという。
日経平均は56円高。引けにかけてファンドのドレッシングが入り8,455円の高値引け。出来高8億3,800万株、売買代金4,800億円。円高の割に売り物が引っ込み、薄商いに救われたという。29日動いた■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)などバイオベンチャーが新波動入り。力説2年■■■■(****)、■■■■(****)につぐもので、材原を700億円で引き取った■■■(****)を刺激している。■■■(****)や■■■(****)も薬価引き下げを織り込んでいる。突破口は■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)の三つ。ヘッジが■■■■■(****)、■■■■(****)。■■■■■■(****)の巻き返しが見もの。■■■(****)の大揉みに見どころがある。       (了凡)