お咎めなしに収まらず 7月乗り切り8、9月意外な展開 (2018.08.02)
日経平均、TOPIXともに確り。後場一段高。前日、日銀の政策発表が手掛かりだ。後場10年債が0.110をつけ、2時過ぎ1年半ぶり0.115%となり1ドル112円台の円安に振れたのが主因。ETF(上場投信)の日経平均連動型を残し、TOPIX拡大そのもの。上昇率を調べると、日経平均0.86%に対しTOPIX0.94%とお見事。決算発表を受けて個別物色のかたわら主力や中小型、出遅れも買われた。鉄鋼や非鉄のほか銀行や海運など堅調。前日NYダウ108ドル高、S&P13ポイント高が追い風になった。米主要メディアが米中貿易交渉再開の意向を伝え、ネガティブな雰囲気が改善したという。アップルの4~6月期最高益(出荷台数3位に後退)やP&Gおむつ値上げ、コカコーラの期中値上げ発表など受けとめ方まちまち。7~9月期正念場とみられる。日経平均先物によると、大証の引け2万2780円にひきかえ夜間取引700円、シカゴ円建て720円。NYダウ先物も2万5368ドルと小甘い。しかし、2、3月節分と彼岸底を叩いた売り方の期日が8、9月、日銀の見直した10年債上限0.2%を勘案すると需給自体悪くない。前日お伝えした日銀の資金循環統計が昨年末33兆円過大に計上された件で、金融庁が業務改善命令を出すと引き締まる。ミスの元がゆうちょ銀保有分の外国債券だったとしても、2005年から17年12月末まで家計の投信残高が33兆円減少。証券業界が改定前、個人金融資産の5.8%まで上昇(実際4.1%に低下)で通しただけに収まらない。アベノミクスと連動するもので、お咎めなしなら後日ツケが回ってくる。1日、気になったのが関係分の■■■■■■■(****)。半値戻しを上回り163円で引けた。出来高174万株で値上がり率147位。四方八方かまびすしい。シカゴに6年滞在したN教授(65)が7月1日東京(有明)の公益法人「がんプレシジョン医療研究センター」トップになり、日米連携の前触れと考えられる。リキッドバイオプシー(超早期がん発見最新検査)とネオアンチゲン(がんを攻撃する特別なリンパ球増殖による免疫療法)を目玉に周辺特許も取得。前期末、外資系が3.2%(直前期1.9%)取得し、抗FZD10抗体の抗腫瘍効果が伝えられた6月28日以降投げを拾った模様。7月20日反転し三角もち合いを上放れた。7~8月暴れると述べている。
8月1日の日経平均192円高。大引け2万2746円。TOPIX1769(+16)。東証一部の出来高17億6700万株、売買代金2兆9600億円。値上がり1144(値下がり888)。10年債0.120%(+0.075)。米10年債2.980%(+0.017)。上海総合が2824(-1.80%)で引けた。マザーズ指数の引け1032.70(-0.63%)。指数入りした■■■■(****)が足を引っ張った。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)など。7月を乗り切り8、9月意外な展開が見込まれる。■■■■■■(****)然り。531円が下値の目安だ。(了凡)