リスクオフに及ばない 比較的恵まれた日本のポジション (2018.07.20)
買い一巡後伸び悩み。後場日経平均一段安。まちまちで引けた。前日NYダウ79ドル高(1ヵ月ぶり高値)を受けたもので、後場上海総合安と1年ぶり人民元安(対ドル6.7472)がブレーキ。むしろ、日経平均の25日線と75・200日3本の移動平均線が収束し中長期よし。リスクオフに及ばない。主要メディアの論調が保護貿易に伴う株の暴落を伴う場面で一喜一憂。世界的に危険な猛暑が夏枯れに輪を掛けている。しかし、米中関税措置発動の前日6月14日から7月17日まで日米に株安なし。NYダウ99.8に対し日経平均100.8%という。これに対し上海総合91.9に韓国KOSPI95.6、独DAX96.6%と明暗を分けた。トランプ氏が中国と本格的な貿易戦争を始める一方、北朝鮮にしてやられたといわれ、中朝同時に対応できない苛立ちがのぞく。3度目の中朝首脳会談(北京)によるもので、北が核保有を諦めず6月12日の米朝首脳会談御破算なら、トランプ氏は中間選を乗り切るため軍事オプション再検討との観測もわかる。18日の連銀経済報告によると、全米で製造業者が関税懸念を表明。価格上昇や供給の乱れなど6月の住宅着工件数12.3%減(前期比年率)が一例。27日発表される米国のGDPのうち半分が輸出や在庫のかさ上げ。7~9月の反動必至という。19日の1~6月貿易統計により、日本の輸出が中国やアジア向け好調で10年ぶり40兆円を突破。6月米国向けが0.9%減になったのに符合する。FRB議長が景気と利上げ見通しになると「for now」(今のところ)を連発している。日本は他力で曖昧ながら比較的恵まれたポジション。27日米GDP発表から場味が変わる公算もある。28日(皆既月食・新月)、31日(火星大接近)だけに十分考えられる。記録的な豪雨と猛暑のあと台風もスケールアップが伝えられ、7~9月それなりの覚悟が必要だ。投機マネーが後退し価格変動が小さくなると、「決済手段」として仮想通貨の使い勝手が高まるという。18日急騰したビットコイン相場。一服したものの、再び83万円超えから節目の85万円台を目指す動き。21~22日ブエノスアイレスでG20財務相・中央銀行総裁会議があり、以前述べた「適切な規制」に合意あればよし。金融庁が仮想通貨を金融商品取引法の対象に含め改正に踏み切る見通し。若者の間で「日銀券よりビットコイン」といわれ、第2幕が上がるのも時間の問題。■■■■■■(****)なしに収まらない。27日(昨年28日)、4~6月期決算発表の予定だ。
19日の日経平均29円安。大引け2万2764円。TOPIX1749 (-1)。東証一部の出来高12億600万株、売買代金2兆1900億円。値上がり942(値下がり1086)。9月限が2万2790円(-0.04%)の引け。夜間取引760円、シカゴ円建て765円。NYダウ同先物2万5129ドルなど小甘い。ビットコイン円が82万8347円(+0.48%)と確り。10年債0.035%(-0.005)。米10年債2.891%(+0.019)。上海総合が2772(-0.52%)で引けた。マザーズ指数の引け1044.82(-0.47%)。底固めだ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)など。人生の幸せが人間関係。相手の喜ぶことをやると共鳴するという。(了凡)