証券ビュー

アンコール伊勢町

29日から米中第2幕 最悪に備えよというメッセージ (2018.06.29)

 先物主導で売られ引け持ち直した。売り方の買い戻しとみられ、円じり安と米指数先物上昇が主因。来週7月6日、米中貿易摩擦の攻防を先取りするもので、米国が対中関税第1弾なら、中国も報復関税第1弾の応酬。24日、中国人民銀行が7月5日から預金準備率0.5%引き下げを発表。前日だけに通貨安誘導、一歩踏み込むと人民元安につながり、27日上海外為市場で人民元の対ドル相場が半年ぶりの安値。6月中旬からドル上昇圧力が目立つ。いざとなれば、中国が大量の米国債売りで啖呵を切るとみられ、双方承知の上。徐々に妥協案を詰めているのが現状だ。28日入手した情報によると、中国江蘇省で数千人規模の退役軍人デモがあり警察ともみ合い。殴られた退役軍人の動画がネットに流れ、装甲車出動により収まった模様。10年勤務を目安に年金80万円といわれ待遇改善が狙い。全国に延べ5700万人の対象者を抱え、30年前の天安門事件を彷彿するという。トランプ氏は中国の通信大手ZTE(中興通訊)に対し存続に伴う制裁解除を表明したが、知的所有権侵害の制裁関税を拡大。対米投資の制限も検討している。半分出来レースでも半分本音。米政府は中国企業・資本による米国ハイテク企業へ投資制限と、米国企業による中国へハイテク製品の輸出制限を求めており、米国時間6月29日原案を発表し実行に移す構えだ。来週明け周知徹底する見込みで、今週末引け後円ドルや米10年債と並び日経平均の夜間取引、シカゴ円建て、NYダウ先物など売り買い交錯。来週6日、織り込み済みとなるわけだ。日本は1972年にかけて米国と繊維交渉がもつれ、沖縄返還と引き換えに「善処します」が裏目に出て大目玉。直後にニクソンショックをくらい、ひっくり返ったトラウマが免疫。消去法でいいポジションと考えられる。米国が中国のほかロシアに出向き「立場の違いこそあっても会談することが重要」とトランプ氏の親書を伝えたのもうなずける。最悪に備えよというメッセージ。米国の景気拡大があと3ヵ月で戦後最高になればよし。10~12月につかまる旨仮説を立てた。折りからビットコインの相場が適正に戻り、■■■■■■■(****)で3万円未満の送金手数料270円に並ぶのが67万5000円(28日67万4300円)という。■■■■■■(****)の半値戻し649円に呼応するもので、全値戻しと倍返しの足場を固めた。22日現在、貸借倍率1.24。前週売り400万株に対し、買い200万株弱と急速に接近しており、機関投資家の売り残も予想以上という。■■■■■■■(****)が157円引け。引けあとリリースが流れ、夜間取引で急騰。抗FZD10 抗体の抗腫瘍効果が明らかになった。
 28日の日経平均1円安。大引け2万2270円。TOPIX1727(-4)。東証一部の出来高14億株、売買代金2兆3500億円。値上がり725(値下がり1289)。9月限が2万2230円変わらず。夜間取引180円、シカゴ円建て185円、NYダウ先物2万4167ドルなどまちまち。10年債0.030%変わらず。米10年債2.828%(+0.009)。上海総合が2786(-0.93%)で引けた。マザーズ指数の引け1067.48(-1.43%)。底固めとみられる。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)など。29日から米中第2幕だ。(了凡)