5-7月虫の知らせ 日経平均が大引け前場を上回る (2018.06.19)
週明け反落。後場下げ渋った。模様眺めで始まり、尾を引く米中貿易摩擦の応酬と大阪府北部を震源とするM6.1の地震が主因。建設を除き32業種値下がり。休業や操業・稼働停止に追い込まれる企業が続出し見切りも出た。しかし、規模の割に被害が小さく不幸中の幸い。日経平均が大引け前場を上回り見直した。虫の知らせがあり、「4月荒天抜けると5-7月本震」(4月2日付)と述べた通り。有馬‐高槻断層帯には1596年「慶長伏見大地震」(M7.5 )があり、余震と併行して7月28日(満月)の特大皆既月食まで予断を許さない。無事の有難さがわかる。6月12日、米朝首脳会談から戦後の流れが変わった。トランプ氏のアプローチにシンガポールまでこざるを得なかった金正恩氏がビハインド。基本的に核放棄できず、いつでも再開できる構えを残しながら、正統な「金王朝3代」の面子や体面を見返りに求めたわけで、国連追加制裁と米国の軍事オプションを前にじり貧。瀬取りを含め石油禁輸が致命的。非核化の期限を2年半と決めたのも、次期大統領選に合わせたものだ。トップ会談自体が目的だったという。今週から米朝会談具体化。日本も拉致問題解決に乗り出した。平壌放送がしつこく「解決済み」を流しているが、トランプ氏が非核化を約束した金正恩氏に「米国ができるのは制裁解除まで。経済再建に日本の協力が不可欠で安倍首相と話し合うしかない。拉致問題を解決しないと資金も出ない」旨数回述べたという。延べ100人、相当生存者がいるはずで全員返せ、経緯と真相解明、関係者処罰など日本側の要求も厳しい。日朝首脳会談が次のステップといわれる。日経平均先物によると、夜間取引2万2560円(-0.27%)、シカゴ円建て565円。NYダウ先物2万4893ドル(-0.88%)、VIX(恐怖)指数13.24(+1.12%)と甘い。大筋売り持ちの買い戻しと逆イールドの綱引きで意外高が見込まれる一方、ヘッジファンドによるVIX指数先物の売り越しが1月下旬に匹敵し7月反動安と述べた。ハワイのキラウェア火山や国内で地震が頻発し、冷夏予想も伝えられるだけに7~9月正念場。前向きに進むところだ。日本の場合、米国べったりでガイアの法則をはじめ相対的なポジションがじり高、英国のようにEU離脱を決めた緊張感がない。案の定、米朝首脳会談とFOMC後材料出尽くしで反落したが、米国1強の跳ね返りを吸収し個別に向き合う場面。■■■■■■■(****)と■■■■■■(****)を軸足に夏場を乗り切る構えだ。
18日の日経平均171円安。大引け2万2680円。TOPIX1771(-17)。東証一部の出来高13億5200万株、売買代金2兆2500億円。値上がり507(値下がり1518)。9月限が2万2620円(-0.92%)の引け。10年債0.035%(+0.005%)。米10年債2.914%(-0.006%)。上海総合が3021(-0.73%)で引けた。マザーズ指数の引け1136.27(-1.35%)。19~20日が変化日になる。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)など。それなりに納得した。今、来週総会が集中し、個別に予想外の展開も考えられる。(了凡)