日米ともに需給相場 6~7月ひとつの時代が終わる (2018.06.01)
買い戻しで始まり後場一段高。3日ぶりに反発した。前日、NYダウ306ドル高(一時353ドル高)が手掛かり。売り込まれた金融と石油関連がリード。イタリア10年債上昇一服といわれ、引け後シカゴのダウ先物も確りしている。FRBがボルカー・ルールの改正案(米銀の取引規制緩和)を打ち出し、地区連銀報告も「景気が緩やかに拡大」と後押し。NYダウを見ると、1月26日2万6616ドルを高値に4ヵ月余。3月23日2万3533ドルを底値に2ヵ月余り崩れていない。2~5月にかけて逆三尊をつくり、6~7月高値挑戦も考えられる。6月が今年前半のクライマックスと述べたばかり。24日ヨハネ黙示録が終末の日といい、ノストラダムス(1999年7月)やマヤ文明(2012年2月)と同様ひとつの時代が終わるという。経産省によると、鉱工業生産が4月0.3%増(前月比)、5月の生産も4.4%増(同)と予想を下回り慎重な見通し。電子部品にブレーキがかかり踊り場に入った。5月陰線を引いた日経平均が30日空けた窓を即埋めただけに、6~7月一戦交える場面。31日指数リバランスの影響で売買代金急増を見たが、日米ともに需給相場。6月12日、米朝首脳会談でトランプ氏が勝どきを上げると、本格的な買い戻しも予想される。5月第4週の需給情報によると、外資が現物先物計1278億円売り越し。このうち、先物の買い戻し2125億円で8週連続。ヘッジファンドの苦戦が続いている。ロイターによると、米国イリノイ州の鉄鋼都市グラニットシティ。USスチールがトランプ氏の関税引き上げを受けて6月中旬から操業再開。再雇用を含め約500人が2015年休止した高炉で働くという。選挙公約を実現した矢先、再び貿易戦争に巻き込まれ混乱が懸念される。■■■■■■■(****)が160円安値引け。間際に265万株クロスがあった模様で大株主異動説しきり。間もなく中村祐輔教授(65=筆頭株主)がシカゴから帰国。AIホスピタル創造プログラムのディレクターに就任し、5年計画で大型予算がつく見込み。6月22日の株主総会にかけてポジティブな材料も出るはずだ。■■■■■■(****)は646円引け。前日逆行高で無理もない。証券業で手数料が伸びるほか、米国事業が黒字転換。コインチェック買収に伴う仮想通貨交換業を6月にも再開。日本と米国、香港、豪州4拠点を足場にオンライン営業。創業19年で第2の創業に入った。業界や日本にとって不可欠な存在だ。
5月31日の日経平均183円高。大引け2万2201円。TOPIX1747(+11)。東証一部の出来高22億6400万株、売買代金4兆4300億円。値上がり1200(値下がり796)。6月限が2万2190円(+0.73%)の引け。夜間取引210円、シカゴ円建て215円という。10年債利回り申さず。米10年債2.869%(+0.015%)。上海総合が3095(+1.78%)で引けた。マザーズ指数の引け1135.26(+1.08%)。若干好転した。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)など。どの業界も、ナンバーワンかオンリーワンでないと残れなくなった。(了凡)