29日一部利食い千人力 額面通り受け取れない完全非核化 (2018.05.29)
週明け小動き。売買代金が4月2日以来低水準。買い戻し一巡後方向を見失った。ちゃぶ台返しの米朝首脳会談再調整、米中がZTE(中興通訊)の制裁緩和で合意、WTI原油先物66.77ドル(-1.65%)など英米休場を受けて消化難。6月に決算を迎えるヘッジファンドの売りが上値を抑えた。1~3月の運用が過去2年最低といわれ、解約に45日ルール適用から5月末か6月上旬売りが出るという。米10年債2.928%(-0.043%)、6月12~13日FOMC(利上げ)、トルコリラ急落などゴルディロックス(適温)相場の反動とみられ波乱含み。9月の自民党総裁選や11月に米中間選を控え思惑も気になる場面。今週だけで31日MSCI指数入れ替え、6月1日米雇用統計(5月)、ISM製造業景気指数発表。さらに、EU製鉄鋼・アルミ関税猶予期限などめまぐるしい。29日満月売りで一部利食い千人力と述べた。2転、3転、玉突きも予想され、6月1日中止された南北閣僚会議開催をすんなり受け取れない。同12日首脳会談の事前協議で核弾頭の国外搬出(最大20発)のほか保有プルトニウム、高濃縮ウランなど難航が伝えられるためだ。米国の対中貿易赤字2000億ドル削減も容易でなく、中国が輸出と対中投資による外貨を吸い上げ、外貨準備に見合う人民元を発行。これまで、一帯一路や軍拡を進めている現状から反発必至。紆余曲折をたどりそうだ。朝鮮戦争(1950~53)休戦から65年。たまりたまった軋轢が「完全非核化」に移行するまで時間がかかる。25日、FRB議長が大型減税で拡大が見込まれる米国の債務(10年で165兆円の財政赤字)を深刻と表明。IMFを通じて個人金融資産1800兆円(政府債務残高130兆円)の日本に朝鮮半島復興資金を打診する動きもある。現在、北朝鮮はポツダム宣言を受諾し無条件降伏目前の日本という。完全非核化を受け入れ、売っても買っても始まらない。天王星がおうし座に入ると、体制崩壊(クーデター)がつきものという。■■■■■■■(****)が168円引け。4年ぶり安値をつけた。中村祐輔教授(65)がシカゴに出た2013年から6期連続赤字。あと2週間で同教授帰国の予定。日本でヒトゲノム解析とAIによる免疫療法再開。6月22日の株主総会で明らかになる見込みだ。上場来、3番底を探る動き。反転すると大きい。2日述べたように、同教授がAIホスピタル創造プログラムのディレクターに選ばれ、5年計画で異例の大型予算がつくという。
28日の日経平均30円高。大引け2万2481円。TOPIX1770(-1)。東証一部の出来高10億6400万株、売買代金1兆8100億円。値上がり870(値下がり1107)。6月限が2万2490円(+0.22%)の引け。夜間取引で440円をつけている。10年債利回り申さず。上海総合が3135(-0.20%)で引けた。マザーズ指数の引け1157.71(-0.09%)。心配しても始まらない。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)など。■■■■■■(****)が665円引け。証券の一角で異彩を放っている。(了凡)