引け甘く寒の戻りも ゴルディロックスより健全な印象 (2018.04.06)
買い戻しで始まり一段高。日経平均が25日移動平均線2万1398円を抜き底入れ期待。ダウ先物高を見越し提灯がついた模様で引け甘い。寒の戻りも考えられる。4日、ダウの日中値幅785ドル。3月以降700ドル超が4回目で平均440ドルという。3月1日、トランプ氏が鉄鋼とアルミの関税引き上げを表明。貿易摩擦や北朝鮮、シリア問題など内憂外患が表沙汰になった。日本はモリカケのほか防衛省も失態を演じ、米中対立に打つ手なし。4月2日発表された短観(3月)で大企業製造業のDIがプラス24(前回昨年12月26)。同非製造業もプラス23(同25)に悪化。ともに先行きプラス20とさらに悪化する見込み。5日も食品、医薬品、銀行、不動産、陸運など内需関連の値上がりが目立った。ひところの高圧経済やゴルディロックス(適温)よりマシで健全な印象。3月下旬2.9%台の米10年債が一時2.7%台に下がり、5日2.820%(+0.013%)に上がった。3月第4週、外資が日本株を現物先物計9366億円売り越しという。12週連続売り越しであり、個人1985億円売り越し、信託銀5251億円買い越し。PKOといえなくもない。昨年11月を転換点に5月まで調整と述べた。4月荒天5~7月本震といわれるもので逐一先取り。半分以上出来レースだ。1989年、米国NYマンハッタンに設置された借金時計によると、日本の借金1048~1416兆円(2018年1月)。米国約2300兆円(2018年)。よくも経済を回しているわけだ、この先戦争や天災であれ「誰ひとり勝ちつかず」と述べた。表向き米10年債の上昇によるもので、3月下旬から連日にわたり鯨幕相場。AIと京コンピュターによるアルゴ取引が100年を10年、10年を1年に高速化。アップルやグーグル、アマゾンなど米5強が世界をリードし調整を迫られた。年明けまで続いたゴルディロックス相場を今日まで持ち越すと、2割ないし5割調整も考えられるだけに急がば回れ。4月を抜け5~7月しのぐと、それなりのリターンが見込まれる。今年■■■■■(****)と■■■■■■(****)、昨年暖めていた■■■■■■(****)と■■■■(****)を後押し。金の現物が払底しETFばかりといわれる今日、中世スペインとポルトガルを引き合いに銀相場が息を吹き返すと伝えられ、これまでにない新鮮な興奮に包まれた。銀が金と同じ鉱床で採掘されるだけに■■■■■■(****)が最右翼。今でも年6トンの純金を産出。この上、銀が見直されると様変わりだ。
5日の日経平均325円高。大引け2万1645円。TOPIX1724(+18)。東証一部の出来高15億4700万株、売買代金2兆6500億円。値上がり1327(値下がり677)。6月限が2万1650円(+1.45%)の引け。夜間取引で720円をつけている。10年債利回り0.040%(+0.015%)。上海総合が3131(-0.18%)で引けた。マザーズ指数の引け1190.88(+0.74%)。持ち直した。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)など。円と金、銀が鍵を握っている。(了凡)