証券ビュー

アンコール伊勢町

4月荒天抜けると本震 出来レースでも予断を許さない (2018.04.02)

 前週末続伸。4月を先取りする動き。日経平均が13年ぶり年度末陽線を引いた。売り持ちの巻き戻しとみられ、3指数そろって前日1%超値上がりした米株高を好感したもの。ハイテクのほか海運、非鉄、ガラス・土石など堅調。買い戻しが大半で今年最低の商いとなり盛り上がりに欠ける。しかし、外資が1月第2週から11週連続日本株を売り越し、「買い転換」との声がもっぱら。4月に限りこれまで17年連続買い越しているためで、3月末200日移動平均線2万1329円を回復。25日線1512円が抵抗ライン。イースター(復活祭)明け、再び外資の売り持ち巻き戻しが見込まれる。2日新甫だけに荒天相場。早々日銀短観(3月)と米ISM製造業景気指数、4日同非製造業、6日米雇用統計(3月)発表など綱引き。USTR(米通商代表部)が中国向け関税措置に2ヵ月猶予をつけ貿易摩擦一服。29日、米VIX(恐怖)指数が目安の20を下回った。日経平均先物を見ると、夜間取引で460円に対しシカゴ480円(ドル建て510円)で引け強含み。米朝に何も起きないと、回りまわって漁夫の利。いずれ日本の出番がやってきそうだ。今回、森友問題で証人喚問している最中に中朝首脳会談が開かれ、市場が3月28~29日を通じてイーブンという解の一つが手掛かり。北朝鮮が非核化について一切触れず、30日国連安保理が瀬取りを巡り海運21社など追加制裁を発表。むしろ、5月の米朝首脳会談に向けて対立激化が予想される。北が時間を稼ぎICBM(長距離弾道ミサイル)開発大詰めといわれ、米国も会談物別れを見越して軍事攻撃に抜かりない。出来レースに違いないものの予断を許さない。トランプ氏がシリア復興資金を凍結し、早期米軍撤退に意欲を見せるのと軌を一にしている。5月にイスラエル大使館をエルサレムに移転するため懸案解決に追われた。日本から見ると、イスラエルが米国にとって満州国。関東軍に匹敵するといわれ目を離せない。4月の荒天を抜け5~7月本震と述べた。この間、ゴルディロックス(適温)相場の反動が見込まれ、市場が為替と金利を加味して経済合理性をチェック。行き過ぎの修正がつきものだ。新年度から種子法廃止を見越し■■■■■(****)、■■■■■■(****)を立てた。仮説の検証に入る。■■■■(****)や■■■■■■■(****)大材料含み。■■■■■■(****)が一段とスケールアップする見通しだ。
 3月30日の日経平均295円高。大引け2万1454円。TOPIX1716 (+12)。東証一部の出来高11億4000万株、売買代金2兆1400億円。値上がり1492(値下がり536)。6月限が2万1440円(+1.08%)の引け。10年債利回り0.045%(+0.010%)。米10年債2.738%(-0.046%)。上海総合が3168(+0.26%)で引けた。マザーズ指数の引け1206.24(+1.74%)。漸く上振れた。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)など。学び、問うのが学問という。相場も優勝劣敗にとどまらない。(了凡)