証券ビュー

アンコール伊勢町

誰ひとり勝ちつかず 日経平均再びデッドクロスの様相 (2018.03.20)

 週明け続落。売買代金今年最低。用なしだ。報道各社の内閣支持率急落が主因。共同通信17~18日の緊急調査で38.7%(前回48.1%)、日テレ系16~18日では30.3%(同44.0%)。肝腎な内政・外交を棚上げして昨年2月から森友問題。与党のほか野党や役人もつかまり信用失墜。誰ひとり勝ちがつかず消耗戦に陥った。昨年11月財政と金融の転換点を迎え、5月が分水嶺。2月の余震が収まっても5月本震と述べたばかり。16日買い戻しのパワーが後退し、18~19日要注意。何も起きなかったといわれるが、シリアで大規模な軍事作戦が伝えられ、米英仏vsロシアの衝突が気になる。日経平均を見ると、5日移動平均線と25日線が接近し再びデッドクロスの様相。19~20日G20のほか、20~21日FOMCが新たな手掛かり。そこで、日経平均先物の夜間取引を見ると、2万1320円。大証の引けから50円戻しやれやれだ。日本の需給ギャップが2017年0.4%(16年マイナス0.3%)に浮上し、09年リーマンショックに伴う景気後退でマイナス5.1%から大幅に改善したという。遅行指標で毒にも薬にもならない。今回、アベノミクスによる平均成長率が1.4%にとどまり、この間5%から8%に引き上げられた消費税が重荷。国民ならぬ企業主導といわれる所以だ。この上、来年10月から10%になれば何をかいわん。食品や運賃の値上がりに対し、1998年から実質賃金が落ち込んでいるためだ。2018年が節目といわれる。30年で平成が幕を閉じる一方、維新から150年を数え、来年4月末新天皇即位。翌5月新元号になるわけだ。改まると数年後に経済的な変動が顕著になり、戦争につながる例もある。明治から大正になった1912年の2年後第1次大戦。大正から昭和になった1926年の3年後に世界大恐慌。昭和から平成になった1989年の翌年バブル崩壊然り。しばしば述べた1月31日の皆既月食。7月31日もそうで特大といわれ、太陽と地球、月が一直線だけに引力や潮力に過不足の皺寄せが考えられる。前回特大の皆既月食から2年後、維新が起きたと伝えられ気を抜けない。従来の延長上にない新しいリーダーが出るという。われわれが期待にこたえる企業を求めるように、自ら頼りになる人間になれるかどうか正念場。ニューズウィーク3月20日号が面白い。習近平氏は、中国が世界に合わせるのでなく、世界が中国に合わせるべきと考えている。
 19日の日経平均195円安。大引け2万1480円。TOPIX1719(-16)。東証一部の出来高12億600万株、売買代金2兆1600億円。値上がり311(値下がり1710)。6月限が2万1270円(-0.79%)の引け。10年債利回り0.035%(+0.005%)。米10年債2.869%(+0.024%)。上海総合が3279(+0.29%)で引けた。マザーズ指数の引け1198.83(-2.90%)。逆を突かれた。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)など。ウサギより亀。急がば回れだ。(了凡)