証券ビュー

アンコール伊勢町

全面高も往って来い 折り返しに過ぎず5月以降本格化 (2018.03.13)

 週明け全面高。日経平均ほぼ十字足。薄商いにとどまった。買い戻しによるもので、先物の夜間取引を見ると2万1690円。前週末のシカゴ先物と同水準。往って来いだ。9日NYダウ440ドル高にひきかえ、12日森友問題で財務省が書き換えを認めたのが重し。14件判明し全78ページのうち62ページが該当。国税庁長官辞任を受けて財務相も進退を問われ、考えていないと伝えられて引け戻した。出来高を伴わず騙しとみられる。探ってみると、4月の米朝合意(首脳会談)が急場しのぎ。米国も中東と北朝鮮の二面作戦に追い込まれ、待ったをかけたのが本音に近い。国連と米国の追加制裁で疲弊した北と暫く「休戦協定」でお茶を濁した印象。そもそも、韓国のパククネ氏を追放したのがワシントン。彼女が大統領でいると北が動かないためで、本人や周囲も左翼のムンジェイン氏を登用。放っておいても北に接近し、北も乗ってきて米国の思う壺。北に非核化を求め、交渉に応じるならよし。テーブルにつけるのが目的といわれる。なるほど、往って来いだ。モリカケの場合も、旧民主党政権当時から根深い因縁がつきまとい、役所も政治と板挟みで困り果てていたという。交渉が難航し妥協の余地がないためで、天下の財務省も引くに引けず物怖じ。自殺者を出したところで改ざんを認めた模様。双方これでも折り返しに過ぎず、5月以降本格化と述べた。前週末、米国でゴルディロックス(適温)相場復活というが、身勝手な後講釈に過ぎない。12日の月曜経済観測(日経)でクボタの木股社長(66)が日本の食料事情に言及。天候不順に伴う野菜の収量減によるもので、「耕作放棄が増え農地と農家の数が減っている。生産基盤が厳しい状況でどんどん進行。いずれコメや野菜を含め足りなくなり値段に響く」という。太田市場(東京)の卸価格が1年前に比べ4~6割高も気になる。キャベツ、白菜、レタス、ダイコンなど軒並み高。葉ものほか春のエンドウ、ソラマメなど例年出荷の半分。JAや農水省が3月後半から改善するといっても気休めにならない。4月から種子法廃止を前に■■■■■(****)と■■■■■■(****)を紹介したが、■■■■(****)や■■■■■(****)、ヤンマーなど農機大手も連動。人気化が見込まれる。クボタの社長によると、稲作にITやAIを導入すると収量が2~3割増加し、コストが2~3割減少という試算もある。値段を抑える効果が見込まれるという。
 12日の日経平均354円高。大引け2万1824円。TOPIX1741(+25)。東証一部の出来高12億5300万株、売買代金2兆3900億円。値上がり1712(値下がり309)。6月限が2万1720円(+1.73%)の引け。10年債利回り0.045%変わらず。米10年債2.902%(+0.009%)。上海総合が3326(+0.59%)で引けた。マザーズ指数の引け1209.30(-0.03%)。反転待ちだ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)など。ビル・ゲイツ氏とバフェット氏がリーマン危機の再来をつぶやいている。(了凡)