調整不十分2番底模索 前向きに受け入れて買い下がり (2018.03.02)
続落で始まりじり貧。日経平均一時423円安。引け小戻した。前日のNYダウ380ドル安。自律反発166ドルを含め日中値幅554ドル。収まりそうもない。2月1120ドル下げ、2017年4月から10ヵ月連続陽線で幕。日経平均の月初高が20ヵ月連続で途切れたのに呼応している。ともに頭打ちで2番底を模索。三寒四温の種まきと述べた。昨年10~12月期の法人企業統計によると、設備投資4.3%増。半導体関連中心に5四半期連続プラス。製造業6.5%増、非製造業3.0%増と好調。ファンダメンタルズに見どころがある。一方、首相や日銀総裁続投に対し途中交代説が伝えられ、2月にゴルディロックス(適温)相場のバランスが崩れたことも事実。現に、FRB議長の議会証言が28日下院に続き、3月1日上院でも痛し痒し。利上げしても、しなくても悪材料になった。すると景気後退、しないとドルの信用が下がるためで、CBOE(シカゴ・オプション取引所)のVIX(恐怖)指数19.85と警戒水準の20目前。日経平均先物の夜間取引が大証の引けから下振れし気がもめる。3月2日満月売りと出ており調整不十分、4日ドイツの党員投票、5日中国全人代、9日米雇用統計(2月)・パラリン(18日まで)、20~21日FOMCにかけて2番底狙い。米10年債3%を念頭に買い下がり。前向きに受け入れている。日経の「十字路」(3月1日付夕刊)によると、米国景気の回復が9年目に入り、戦後最長1990年代の10年に迫ってきた。直近の長期金利3%弱、期待インフレ率が2%で実質長期金利1%弱。潜在成長率の1.7%を大きく下回っている。当分の間日本の長期金利が低位で推移し、日本から米国へマネーフローの変化を考えにくい。米国の長期金利が3%台後半になるのはかなり先。このため、景気拡大10年を超える可能性が大きいという。同感だ。そこで、■■■■■■(****)の「2番底」を試算すると3438円。2月14日3445円をつけ願ってもない場面。■■■■(****)は試算1309円に対し、2月9日1306円が底になった。近く25日線と75日線がゴールドクロス。1単元レベルで対応できる。前者は4月1日に迫った種子法廃止に備えるもの。メディアがやけに静かだが、やがて異常気象の影響で不作となれば大騒ぎ。自然だった種がいつの間にか特許対象になるという。後者は■■■■■■■■(****)の後釜。急がば回れだ
3月1日の日経平均343円安。大引け2万1724円。TOPIX1740(-28)。東証一部の出来高15億1800万株、売買代金2兆7800億円。値上がり281(値下げ1746)。3月限が2万1640円(-2.08%)の引け。夜間取引で540円をつけている。10年債利回り0.035%(-0.010%)。米10年債2.838%(-0.026%)。上海総合が3273(+0.44%)で引けた。マザーズ指数の引け1232.37(-0.55%)。もみ合っている。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)など。警戒感が強いだけに心配ない。むしろ、健全な調整と考えられる。日本は独裁者が出ないだけマシだ。(了凡)