需給面の調整一段落 ビットコイン急落を口火に試練 (2018.02.13)
前週末反落。売り一巡後買い戻し。他力本願になった。需給面の調整が一段落。9日、NYダウ330ドル高(一時500ドル安)につながるもの。VIX(恐怖)指数が40台に上昇し、米10年債利回りも再び2.88%(リーマンショック時3.4%)に振れるなど行き過ぎの修正。余震が尾を引いている。日経平均を見ると、6日に5日移動平均線2万2830円が75日線2万2784円とデッドクロス。7日、200日線2万954円、12ヵ月線2万827円が下値の目安と述べた。NYダウも機関投資家の多くがS&Pの200日線を参考にしており、9日下回った直後下げ渋り反発した。米上下院が国防費や財投を積み増すなど歳出上限計3000億ドル(33兆円)引き上げ。つなぎ予算も可決したが、国債増発が金利上昇の呼び水となり半端なまま。日経平均先物が夜間取引で2万1290円をつけ、シカゴ先物も1255円と大証の引けを105円下回り週明け鞘寄せ。2万1000円割れが予想され、もう一度振ってくる。ビットコイン相場急落を口火にVIX指数、アルゴ取引を巻き込んだと考えられ、6日ビットコインが半値8掛け2割引きまで落ち込み反発。昨秋株で深傷を負ったファンドが同年末ビッドコイン暴騰に肩入れし決算を穴埋め。年明け手返しにより暴落したといわれ生々しい。7日まで1週間世界の株式ファンドから306億ドル(3兆3200億円)流出。1月24日まで1週間で332億ドル流入だけに凄まじい。5日就任したばかりのFRB議長が28日議会証言の予定。景気回復終盤に大型減税や歳出上限を引き上げ、金融引き締めと株高を後押しするわけで、事実上4月8日任期満了を前に日銀総裁続投を決めた日本も善し悪し。目くらましの冬季五輪、パラリンピック(3月18日終了)後米韓合同軍事演習。権利つきの年度末、日銀総裁も続投直後に試練が待っている。1月が今年前半、2~3月後半の走りと述べた。14日発表される米消費者物価指数(1月)と米小売り売上高で米10年債の動きが焦点。28日議会証言のあと3月20~21日FOMCなど吟味して進む場面。トランプ氏、金正恩氏もTV好きで五輪に夢中という。首相が周囲の反対を押し切って訪韓し、日本が予想以上の金メダルを獲得すれば株高。短期的に景気過熱、中長期財政悪化が見込まれる。9日お伝えした沖縄近海EEZの熱水鉱床開発。■■■■(****)よし。1300円を目安に買い下がり。■■■■■■(****)、■■■■(****)然り。原油先物安でおあつらえ向きだ。
9日の日経平均508円安。大引け2万1382円。TOPIX1731(-33)。東証一部の出来高21億3700万株、売買代金4兆円。値上がり244(値下がり1796)。3月限が2万1360円(-2.46%)の引け。10年債利回り0.070%(-0.005%)。米10年債2.841%(+0.011%)。上海総合が3129(-4.05%)で引けた。マザーズ指数の引け1191.73(-1.75%)。値固めに入った。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)程度。日銀総裁の運勢を調べると、前半安定し後半下降。天中殺2年前という。人類に破滅をもたらす戦争、革命、疫病、飢饉の四つが歴史的に格差拡大の歯止めになっているという。(了凡)