証券ビュー

アンコール伊勢町

日柄一巡し値幅整理 今となれば個別の企業にスポット (2018.01.31)

 安寄り後下げ渋り。後場、先物売りに一段安。引け全面安になった。米国株安を受けたもので、米10年債利回りが一時2.72%をつけ3年9ヵ月ぶり。オランダ中銀総裁がECBの資産購入終了を支持し、欧州の金利上昇が米国に跳ね返ったという。アップルの最新モデル「X」1~3月生産半減もこたえた。部品メーカーに減産をもたらしIoT関連全面安。日本時間2月2日、アップルの決算発表待ちだ。31日満月売りを見越し、発会高値引けの窓埋め2万3506円ならぬ腰砕け。日柄が一巡した矢先、値幅整理に見舞われた。米10年債利回りが経済合理性の一端を物語るもので、昨年ゴールドマン2.75%、JPモルガンも同水準を「債券価値の下落でリスク資産を売りに出す節目」という。夜間取引で日経平均先物260円、米10年債利回り2.70%と落ち着いた水準。むしろ、発会741円高、23日307円高の反作用と考えられ、指数でマクロ経済を説明できないところがミソ。調整を前向きに受けとめ、これまでに増して個別企業にスポットを当てる場面だ。22日急伸し高値圏でもち合っている■■■■(****)が狙い目。昨年11月10日下方修正したが、下期大幅な黒字転換を見込んでおり。10~12月期決算発表2月9日の予定。創薬・バイオ向けクライオ電子顕微鏡を発売し、受託サービス会社も設立した。核磁気共鳴装置でも慶大とタイムシェア事業。■■■(****)傘下で次世代の仕込みに見どころ。貸借倍率0.46%(1月19日)も気になるところだ。■■■■(****)は1464円の引け。1300円が下値の目安だ。2月14日に本決算発表の見込み。昨年11月2日下方修正した反動が注目される。■■■■■■(****)は往って来い。1月15日の安値3695円を念頭にもう一度拾いたい。前日、ビットコインがバブルのアンカーと述べた。海外の連中が日本の資金を巻き上げるため動いている模様で、規制がないうえ昨年12月の暴騰で味をしめたという。受け売りだが、水道事業を民営化して払い下げ、種子法を廃止して日本の農業を売り渡すのにつけ込まれた。国の乗っ取りにつながるもので、今となれば個別の企業努力に負うしかない。戦後、米国の富が日本に流れ、日本から中国、中国からインドに変わろうとしている。米国はドイツが米国債を拒んだため、中国にはめ込み限界にきた。唯一、日本が砦になっている。永久に株を上げ続けないと首が回らない仕組みだ。
 30日の日経平均337円安。大引け2万3291円。TOPIX1858(-22)。東証一部の出来高17億200万株、売買代金3兆3200億円。値上がり255(値下がり1760)。3月限が2万3260円(-1.48%)の引け。夜間取引で230円に動いた。10年債利回り0.090%(+0.010%)。米10年債も夜間取引で2.68%に振れた。上海総合が3488(-0.99%)で引け、マザーズ指数1318.92(-1.16%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など数えるほどだ。潮目が変わる2020年。宴の後の焼け野原で起こること。インフレが起きず資本主義、株式市場衰退。日本円がゴールドに直結する世界最強の通貨になるという。実に面白い。(了凡)