米国に追随する日本 賃上げ設備投資で増配自社株買い (2017.12.25)
前週末小反落。騰落レシオ120%台。過熱感が伝えられた。NYダウに追随したまま下がらないためで、日経平均25日移動平均線2万2653円が下値の目安。持ちこたえると2万3000円台回復。強気の見立てが多い。しかし、先物2万2850円、シカゴ先物が2万2830円で引け、週明け小甘い気配。米減税法案が21%で成立しても材料出尽くしにならないのがミソ。年末年始JQ平均、マザーズ指数を含め、まちまちのまま高値整理になりそうだ。IMFの成長率見通しによると、2018年先進国2.0%、新興国4.9%で世界3.7%。17年も先進国2.2%、新興国4.6%で世界3.6%となり、前年の3.2%を上回っている。シリアやサウジ、北朝鮮など構造的な問題を抱えながら、曲がりなりにファンダメンタルズがいいわけだ。そこへ、トランプ氏が賃金引き上げや設備投資をインセンティブ(誘因)に法人税をはじめ「金持ち減税」に踏み切り、来年リーマンショックから10年のトラウマを一蹴。むしろ、消費や景気拡大期待が高まり利食いを吸収。21日、米国でいち早く賃金引き上げを発表した金融大手ウェルズ・ファーゴ、CATVメディア大手コムキャストの急騰が目立った。22日も利食いをこなし確りだ。日本でも来年似たようなことが起きるとみられ、賃金引き上げや設備投資を発表した銘柄がリード。最大20%まで実質負担が下がれば増配、自社株買いも考えられ株高に弾み。バブル崩壊、リーマンショック、第3次大戦など宿痾(しゅくあ)の殻が破れつつある。11月に個人投資家が初めて買い越し、28年ぶりバブル崩壊から折り返した。来年一段と需給好転が見込まれ、■■(****)と■■■(****)を指標に、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)のほか、■■■■(****)をダークホース。■■■■■■■■(****)と■■■(****)も半導体のスーパーサイクルに入った旨仮説を立てた。現在踊り場だけに、来年1月第2週はまれば100株単位で入札。約4年のシリコンサイクルから数年を待たず、フィラデルフィア半導体指数が解を出すはずだ。国立がん研究センターがゲノム医療一部保険適用を目指し、来年1月厚生労働省に申請し同3月までに承認が見込まれるのも解。117種類のがん関連遺伝子を一度に調べ、原因となった変異を突き止めるもので、■■■■■■■(****)と■■■■■■■(****)にとって願ってもない好材料。週明け起死回生の相場が始まりそうだ。
22日の日経平均36円高。大引け2万2902円。TOPIX1829(+6)。東証一部の出来高14億8900万株、売買代金2兆4000億円。値上がり1124(値下がり844)。3月限が夜間取引で870円をつけた。10年債利回り0.050%(-0.005%)。上海総合が3297(-0.09%)で引けた。マザーズ指数の引け1207.95(+0.69%)。年末年始値を飛ばしそうだ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)など。■■■■(****)が上方修正した。(了凡)