富独占とデフレ蟻地獄 緩和マネー爆発なしに収まらない (2017.12.18)
前週末続落。後場、先物の買い戻し一巡。Xマス休暇を控えポジション調整という。15日のNYダウ143ドル高に違和感が残った。共和党が税制改革法案を1本化。週明け可決、成立を目指す旨好感したもので、アラバマ補選に敗れ上院51(定数100)だけに期待通り実現すると限らない。議員の一部病気がちで採決を欠席しているといわれ、米法人税21%で決着と伝えられるが、持ち越す公算もある。12月早々、北朝鮮情勢15日が焦点と述べ、同日国連安保理(日本が議長国)の経過を見守ったが、米朝とも非難の応酬に終わり物別れ。日本も核放棄が前提条件と譲らず平行線のままだ。日銀が15日の短観で景況感5期連続改善(11年ぶり)というものの織り込み済み。20~21日の政策決定会合も現行を踏襲。シカゴ先物が2万2685円で引け、大証を165円上回ったが、週明け鞘寄せにとどまる見込みだ。4日満月売りに対し18日新月買いと出ており、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)など打診買い。来年1月中旬、2段下げを仮説に買い下がり。人間より天の運行を優先している。一口でいうと、膠着状態。すっかり定着した。14日、米国で映画や娯楽の大手ディズニーがメディア大手21世紀フォックス買収を発表。661億ドル(約7兆4000億円)にのぼり、ディズニー3%高、フォックス7%高が話題という。受け売りだが、ABCの親会社ディズニーがロサンゼルス・エンゼルスの親会社で、8日に日本ハムの大谷翔平氏(23)獲得を発表。歓迎されている。かって■■■(****)がCBSにはまり、大谷もABCに乗せられた印象。ウェスチングハウスがCBSにしてやられ、■■(****)と刺し違えただけに気が気でない。米朝非難の応酬にしても、北朝鮮は終始米国を仮想敵国に核弾頭、水爆保有まで宣言。米国と対等な核戦力を保有し自衛に過ぎないという。自分だけ勝手に土俵に上がり被害者意識を世界中に訴えている。米国の税制改革法案も膠着状態という点で似通っている。結局、イスラエルやサウジと同様、欧米や中露も第2次大戦(1937)前後に時計の針を戻している。イスラエルの首都がテルアビブからエルサレム。安倍首相の政策が岸信介氏レベルに戻ろうとしているのに共通する。第3次大戦を核や通常兵器なしの金融戦争とすれば、IoT革命を境に一握りの企業や人間が富を独占し、世界の99%以上デフレの蟻地獄。いい悪いを別にして緩和マネーが爆発しないと収まらない。
15日の日経平均141円安。大引け2万2553円。TOPIX1793(-14)。東証一部の出来高18億4400万株、売買代金3兆3200億円。値上がり629(値下がり1343)。3月限が2万2520円(-0.49%)の引け。10年債利回り0.045%変わらず。上海総合が3266(-0.80%)で引けた。マザーズ指数の引け1187.00(-0.83%)。上げ一服となった。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)など。米国はキッシンジャー氏(94)の影響が大きい。(了凡)