証券ビュー

アンコール伊勢町

北朝鮮12月15日が焦点 兜町も11月30日年末商戦に突入 (2017.12.01)

小動きで始まり後場一段高。引け出遅れが賑わった。前場中国製造業PMI(11月51.8)好転、後場日銀のETF(上場投信)買いが手掛かり。1ドル112円台前半の円安を好感し先物主導の展開だ。11月29日未明、北朝鮮の新型ICBM発射を巡るもので緊急避難の印象。国会でも手つかずの首都防衛がとり上げられた。首相は週明けから公邸に泊まり、北朝鮮情勢筒抜けという。11月17~20日中国の北朝鮮特使派遣が失敗に終わり、トランプ氏がテロ支援国家に再指定。面子をつぶされた中国が中朝国境の丹東・新義州を結ぶ橋を通行禁止。挙げ句にミサイル発射。29日午後、国連安保理が緊急会合を開き、米国が中国に石油禁輸を要求。受け入れなければ、国連や中国でもなく米国が動くとの決意を伝えた。北朝鮮が米本土をとらえるICBMの実戦配備にあと半年といわれ、大気圏外に出たミサイルが圏内に突入する際、再突入体開発が不可欠で最終段階に入った模様。市場の反応によると、■■■■■■■■(****)に■■■■■(****)も売られ、金融、不動産、小売など確り。米MSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)が算出する指数組み入れに伴う売買急増が目立った程度。出遅れの水準訂正が続くとみられる。一歩踏み込むと、12月15日に開かれる国連安保理の閣僚級会合が焦点。日本の河野外相が議長を務め、米国からティラーソン国務長官が出席するためだ。11月最終週に日経平均が陽線を引き、通算17勝1敗になったものの、12月と来年1月正念場。12月4日満月売り、同18日新月買いと出ているが、結論を持ち越す公算が大きい。中露の抵抗が強いためで、当事者も先が読めず半信半疑が本音。来年1月2日が満月なほか、同17日新月買い、同31日満月売りで回転できる見通し。満月で待機資金をつくり、新月の押し目を拾うと合理的。来年1月中旬、日経平均が10月20日2万1363円を安値に23日空けた窓を埋めるもの。全値戻し、倍返しにつながると述べた。■■■■(****)と■■■■(****)が年末年始の戦略銘柄に変わりない。11月30日急動意の■■■(****)もとっておき。3Dプリンターのダークホースで、同29日エムシーインベストメント01が公開買い付けの意見表明。業績底入れとみられるだけに活躍が見込まれる。運命の12月15日まで2週間。年始を先取りするもので、兜町も11月30日から年末商戦に突入した。
 11月30日の日経平均127円高。大引け2万2724円。TOPIX1792(+5)。東証一部の出来高24億4500万株、売買代金4兆5300億円。値上がり1070(値下がり878)。12月限が2万2760円(+0.62%)の引け。夜間取引で860円をつけている。10年債利回り0.035%(+0.010%)。上海総合が3317(-0.62%)で引けた。マザーズ指数の引け1167.20(+0.12%)。12月がポイントだ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)など。日本人の大多数が米朝戦争のもたらす甚大な結果に目を向けていないという。(了凡)