バブルの正体公的資金 来年財運、人気運が高まる見通し (2017.11.24)
買い一巡後伸び悩み。ポジション調整に明け暮れた。続伸に違いないが、1ドル112円台前半の円高がブレーキ。日柄整理が尾を引きそうだ。11月9日を伸び切った財政と金融の転換点との仮説を立て、17、20日に援用した新月買いを見送ったばかり。システムエラーが待ったをかけた。21日主要3指数が最高値を更新した米国の株高に、ゴールドマンが「今回バブルではない」旨のメッセージ。シリコンバレー5強をはじめ、米企業の高い収益力によるもので、来年の法人減税を念頭に1株利益を5%押し上げるという。それ以降もバブルなき株高が見込まれ、根拠ある熱狂というわけだ。これに対し、国内勢は半信半疑。東証の投資主体別売買動向によると、年初から直近まで個人の累計売り越し5兆円を突破。9月以降、10月16連騰をもたらした買いパニックにも一貫して売り越し。17日現在、信用買い残が2兆8331億円と4週連続増えた程度。2006年の戻りで6兆円弱あり実に健全。大相場説とバブル崩壊のトラウマが綱引きしている。08年のリーマンショック後遺症も相当なもので、米国より日本の方が規制でがんじがらめ、同じブルでも兜町がウォール街に周回気遅れしている。21日、来年2月退任するFRB議長が「低インフレを放置していると非常に危険」と牽制し流石と思った。日銀がERBの日本支店といわれる所以。日本が米国のATMともいわれ、今回トランプ氏初来日にお金の匂いがつきまとった。22日のNYダウ64ドル安。3日振りに反落した。FOMCの議事要旨を受けたもので、米政策金利引き上げを容認する一方、長引く低インフレを懸念して利上げペースが緩やかになると伝えられ利食い売り。1ドル111円台の円高に振れた。このため、シカゴ先物2万2400円の引け。22日の大証より180円安い。受け売りだが、先進国中銀の資金供給が大き過ぎて需要が小さいゆえ、金利の上がる理由が見当たらない。金融緩和で増大したマネーの大部分が市中に出回っていないとの分析が有力。伸び切った財政と金融の転換点から2週経過し、10週目の来年1月中旬が急所と述べた。この間、未達の若林栄四説NYダウ2万3854ドル。1929年大恐慌以来の天井といわれ気になるところ。主要国の公的資金(政府の借金)がバブルの正体。株に乗り移っただけに、日本が米国に対して緩和に出遅れた4年分を取り戻す場面。来年1月下旬出直り。もうはまだなりだ。
22日の日経平均106円高。大引け2万2523円。TOPIX1777(+5)。東証一部の出来高16億300万株、売買代金2兆7000億円。値上がり1062(値下がり868)。12月限が2万2580円(+0.57%)の引け。夜間取引で440円をつけた。10年債利回り0.020%(-0.005%)。上海総合が3388(-1.22%)で引けた。マザーズ指数の引け1154.00(+0.08%)。警戒感が強いだけに心配ない。値上がり率ランキングによると、関係分で■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)など。来年は財運、人気運が高まる見通しだ(了凡)