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アンコール伊勢町

与党もたらすインフレ 15連騰が示唆する日本の成長戦略 (2017.10.24)

週明け全面高。主力中心に日経平均15連騰。最長記録になった。前週末米株高や米金利が上昇し1ドル114円台の円安に振れ、総選挙で与党圧勝がもたらすインフレ(高圧経済)を先取り。売り方の買い戻しを誘った。先物主導によるもので、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)など金融セクターにうかがえる。10月5日ロンドンで講演した日銀副総裁が日本の成長戦略を伝え、10月第1週から外資の買い越し6575億円と今年最高。以来定着した模様で20日新月買いが間に合った。前週末に与党圧勝を織り込んだとみられ、特大の台風21号や53.68%にとどまった低投票率を吹き飛ばす勢い。何ら政策論争が見当たらず、野党第1党が55議席で全体の11.8%。公明党がしぼんだほか、希望や共産党、維新など総崩れ。見る影もなくなった。改憲勢力に達し大政翼賛会の雰囲気だが、国民投票50%まで時間がかかり、首相の夢が実現すると限らない。それより、15連騰が戦後池田内閣(1960~64)の所得倍増政策に匹敵するとの声があり、資本主義が機能するのにインフレが不可欠。借金も返せない。昨年10~12月期需給ギャップ解消にかかわらず金融緩和、財政刺激を続けるわけで、TOPIXがリーマンショック前高値1823を抜くと本物。1754(2000年2月)、1816(07年2月)を突破する運びにある。関係分で■■■■■(****)の動きを追っている。このため、新規を二つ用意した。■■■(****)がタイムリー。23日435円で引けた。打診買いとみられ、八重洲再開発が最大の手掛かり。■■■■■(****)と■■■■(****)が6000億円投入し、東京駅前に50階建てビル2棟を建てるプロジェクト。同社は居酒屋業態で健闘しており無借金経営。八重洲13、銀座12、新橋7店舗が主力。本社のある八重洲の敷地45坪が再開発の対象で具体化が迫っている。もう一つが■■■(****)。新タイプのEVを発表するとみられ、排気量500cc以下のロータリーエンジン搭載が最大の魅力。トヨタのハイブリッドがレシプロエンジン+電気なら、電気+ロータリーエンジン。スカイアクティブの燃費効率と超小型ロータリーによりハイブリッドをしのぐという。1600円どころを固め割安だけに出番待ち。高圧経済とつき合うのに見合っている。材料も格別で急がば回れ。ともに化ける公算が大きい。15連騰が日本の成長戦略を示唆している。
 23日の日経平均239円高。大引け2万1696円。TOPIX1745(+14)。東証一部の出来高15億8200万株、売買代金2兆5900億円。値上がり1639(値下がり313)。12月限が2万1740円(+1.35%)の引け。夜間取引で810円をつけている。10年債利回り0.070%変わらず。上海総合が3380(+0.06%)で引けた。マザーズ指数の引け1098.55(+1.26%)。漸く反転した。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)など。11月18日が次の新月になる。(了凡)