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アンコール伊勢町

総選挙明け流れ加速 日本中米国の作戦にはまりそう (2017.10.23)

前週末確り。日経平均14連騰。歴代最長に並んだ。1960年12月21日~61年1月11日以来56年9ヵ月振り。アイゼンハワー米大統領(1953~61)の時代だ。11月5~7日トランプ氏来日を巡るもので、10月20日米韓合同軍事演習終了。一時85円安まで下落した日経平均が、米上院2018年度予算決議案可決を伝えられ、1ドル113円台前半まで円安に振れると先物主導でプラスに転じた。一方、日経225オプション11月限によると、プット(売る権利)のプレミアムが軒並み上昇。2万500円、2万円のプットが活発な商い。予想変動率高水準で下落に備える動きも明らかだ。持ち上げたあと落とす公算が大きい。気になるのが、10月8日発覚した■■■■■(****)のアルミ製品データ改ざん問題。米国が以前からマークしていたといわれ、安倍首相の出身企業(1979年から3年在籍)だけにやられた印象。今回の総選挙は米国の都合により安保法制を後押しするもので、総選挙明けトランプ氏来日にかけて流れが加速しそうだ。米国は規模の大きな資金需要に追い込まれると、決まって起きるのが株高と国債金利の低下という。国債を大量にさばくためで、よく似ているのが1987年の湾岸戦争。史上最大の債務国に転落した年で連日9億ドル以上資金不足に陥った。ドレクセルグループの破綻により、債券市場が崩壊の危機に見舞われたのがきっかけ。待ったなしの窮地を救ったのが同戦争という。北朝鮮は当時のイラクと瓜二つだ。開戦によって局面打開を図り自衛隊が米軍を後方支援。北朝鮮リスクで相場を吊り上げ、必要な資金を無心する観測が一部で伝えられる。トランプ氏が来日した際、首相は霞ヶ関カンツリー倶楽部(埼玉県川越市)でゴルフ外交。同ゴルフ場が1929年オープンし政財界に多くの会員を持つ上、2020年東京五輪の会場で松山秀樹氏(25)も声が掛かった模様だ。昨年11月、大統領就任前トランプ氏と会談しゴルフクラブを贈呈。今年2月の訪米の際、トランプ氏自前のコースで約5時間プレー。1957年に祖父(岸信介元首相)がアイゼンハワー氏とプレーした経緯もあり和気あいあいになった。ゆすり、たかりであろうと無心されたら断れない。欧州や中国も頼りにならず、残ったのが日本だけ。来日直後トランプ氏が時間を割いて横田めぐみさんの両親に会うという。9月20日の国連演説につながるもので、日本中米国の作戦にはまりそうだ。20日新月買いに対し、11月4日満月売りと出ている。
 20日の日経平均9円高。大引け2万1457円。TOPIX1730変わらず。東証一部の出来高15億2200万株、売買代金2兆4700億円。値上がり890(値下がり1048)。12月限が2万1450円(-0.09%)の引け。夜間取引で560円をつけ、シカゴ先物555円という。週明け高い。10年債利回り0.075%(+0.015%)。上海総合が3378(+0.25%)で引けた。マザーズ指数の引け1084.87(-0.21%)もうひと山ある。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など。彼我ともに、これから1年正念場。前向きなら解決できる。(了凡)