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へっぴり腰の三段上げ アベノミクス相場10~11月大詰め (2017.10.19)

買い戻し一巡後息切れ。値下がりの方が多い。にもかかわらず日経平均12連騰。アベノミクス相場2015年6月15日~6月1日の連騰記録に並んだ。引け足小陰線。先物主導、過熱感によるもので、事実上三段上げ。23日総選挙明けから11月5~7日の日米首脳会談にかけて出来上がる見通し。17日のNYダウ40ドル高。連日最高値を更新し一時2万3000ドルを抜いたが、予想を上回る7~9月期決算を発表したユナイテッドヘルス5%高によるもの。1銘柄で73ドル貢献し、ゴールドマンやネットフリックス(動画配信)など好決算も材料出尽くし。踊り場に違いない。北朝鮮が、中国共産党大会宛18日付で祝電を送り拍子抜けした。前後するが、17日IS(イスラム国)の首都シリア北部のラッカ陥落も影を落としている。国内は総選挙で与党圧勝が浸透する一方、希望の党が失望に包まれ勝負あった。挙げ句に、代表が投開票前日の21日都知事の公務で渡仏の予定。すでに見切りをつけたといわれ、帰国後「都知事」に専念するという。冒頭解散から18日までハプニングの連続。米国にしてやられた印象だ。受け売りだが、来年11月まで1年余りがポイント。リーマンショックから10年、金融緩和の出口を巡り正念場がやってくる。北朝鮮も1年もたないといわれ、10月10日蠍(さそり)座に現れた木星が13ヵ月留まり、幸運の星と聞いているだけに前向き。人生の新たなステージを目指し種を蒔けという。■■■■(****)が一番手になった。先進国が2009年からゼロ・マイナス金利10年。世界中適正水準を超えた過剰債務を抱え、曲がりなりに持ちこたえたが、危機が長引き財政赤字拡大。FRBが政策金利を0.25%から1.25%まで引き上げたものの、ECBや日本儘ならず。そこへ、北朝鮮リスクが加わった。これから13ヵ月、何も起きないのが日本の取り柄とみられ、一時的な逆回転に備えるものだ。VIX(恐怖)指数が歴史的な水準に低下。出口論が活発になると決まって落とし穴。米国の金利上昇がもたらす反動を念頭に置かねばならない。アベノミクス相場が10~11月大詰めを迎え、丸1年ふるいにかかると受け止めた。現在へっぴり腰の三段上げが売り方の踏み、買い方の投げであく抜け。相場が若返る。来年以降、コンドラチェフの波を追い風に世界インフラ更新、インフレシフト。インフレにしないと資本主義の前提が崩れ、借金地獄も解消しない。しばしば大相場説が伝えられる。
 18日の日経平均26円高。大引け2万1363円。TOPIX1724(+1)。東証一部の出来高13億5700万株、売買代金2兆2800億円。値上がり717(値下がり1226)。12月限が2万1350円変わらず。夜間取引で400円をつけている。10年債利回り0.065%変わらず。上海総合が3381(+0.29%)で引けた。マザーズ指数の引け1081.15(-0.42%)。小動きにとどまった。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)など。今となれば、自民党に任すほかない。(了凡)