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アンコール伊勢町

階段のぼり立ち止まる 与党の勝ち織り込み動く必要なし (2017.10.04)

主力中心に続伸。日経平均一段高。引けも締まった。2日NYダウ4連騰、152ドル高を受けたもので、米主要3指数揃って最高値を更新。1ドル113円台前半の円安につながった。先物のショートカバー主導といわれ、後場も外資とみられる手口で2万600円台を回復し2015年8月以来。同年6月の高値2万868円更新目前につけた。18日中国共産党大会が始まり、11月4~6日トランプ氏来日も決まり、この間北朝鮮を巡る有事後退。米国でISM(サプライマネジメント協会)の伝えた9月の製造業景況感指数が13年振り好調とあって大手金融株の追い風になった。7~9月期決算発表を先取りするもので、日本企業に跳ね返るのも時間の問題。ミクロでファンダメンタルズ、マクロでコンドラチェフの波が支援材料と考えられる。一方、今回の解散総選挙。トランプ氏来日までに「有事対応内閣」をつくるのが主眼といわれ、2018年12月の任期、19年10月の消費税引き上げを加味し繰り上がったという。虎ノ門ニュースによると、すでに「カケモリ」(森友・加計学園)の決着がつき、議事録もネットで公開されたほか、有事に備え安保法制の国民的な理解が不可欠という。年末年始不測の事態を念頭に手を打ったわけで、乗せられたとしても最低限備えが必要という大義。せっかくの株高も一歩一歩階段をのぼり、立ち止まるような膠着状態がつきもの。臨時国会で「カケモリ」を蒸し返し、安倍一強に解散の大義なしと叫ぶ野党。動転して底割れし、よりどころを失った。希望の党も息切れし自滅の状態。5日、「都民ファーストの会」都議2人が都知事に反発して離党届を提出する見込み。同日都知事が辞任しても希望の党頭打ち。知事にとどまれば党首を失い行き詰まると述べた。踏み絵に公認料請求と聞いて興がさめた。民進党の140億円を超える政党交付金も宙に浮いたまま。お金も命もいらないのが本当の政治家というが、いくところまでいかないと反転しない。9月30日、首相は舞鶴(京都5区)に出向き政界を引退した谷垣禎一氏(72)のロス見舞い。海上自衛隊のイージス艦「みょうこう」を視察した。弾道ミサイル防衛の最前線にあたり、役割を全うしてほしい旨激励した。昨年7月、自民党が都議選で歴史的な大敗を喫しただけに締まっている。主要メディアの報道が事実と違う模様だが、依然動く必要なし。今回、北朝鮮リスクが現実に存在するため、市場は与党の勝ちを事前に織り込み始めた。
3日の日経平均213円高。大引け2万614円。TOPIX1684(+10)。東証一部の出来高14億5000万株、売買代金2兆2800億円。値上がり1172(値下がり759)。12月限が2万600円(+0.93%)の引け。10年債利回り0.075%(+0.005%)。上海総合が3348(+0.28%)で引けた。マザーズ指数の引け1102.00(-0.36%)。5日振りに反落した。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)など。■■■■■■■(****)にアタリがきている。(了凡)