証券ビュー

アンコール伊勢町

需給好転動く必要なし 米朝や中露の圧力に希望止まり (2017.10.02)

前週末小反落。日経平均7日振りに陽線。騰落レシオ130%台(25日平均)という。円安一服やポジション調整売りに対し、週明け16ヵ月連続月初高の思惑、日銀短観、米国の9月ISM製造業景況指数発表。さらに、第1週ノーベル賞、週末米雇用統計発表など材料目白押し。9月30日、北朝鮮の中長距離弾道ミサイル多数搬出と発射準備が伝えられたほか、総選挙で自民・公明vs「希望」激突のしぶき予想以上。5日都議会最終日に知事辞任説がくすぶったままだ。万一与党敗北なら、アベノミクスが終了し円高株安説まで飛び出す始末。10月18日中国共産党大会が始まり、11月4~6日トランプ氏来日、同10~11日APEC(ベトナム・ダナン)、同14日東アジアサミット(比・パンパンガ州)など主要日程が続くだけに消化難。北朝鮮リスクを年末・年始持ち越す公算が大きい。9月29日3連騰のNYダウにしても、トランプ氏の税制改革に期待と不安が綱引き。次期FRB議長を巡る人選で長期金利が揺れ動き高値でもち合い。割高なハイテクの増収率が注目された。QUICK・ファクスセットによると、7~9月期推計フェイスブック前年同比40%増収、アマゾン26%増収、グーグル20%増収という。4~6月期予想を上回った銘柄が発表後0.1%高。下回った場合1.9%安といわれ、大半織り込まれている。日本の場合、8月の鉱工業生産指数によると103.6%(前月比2.1%上昇)。全15業種のうち11上昇した。メーカーの生産予測調査によると、9月1.9%下降、10月3.5%上昇と出ており半導体輸出がリード。7~9月期円安に振れ上方修正を期待できる。外資が日本株を9月3、4週現物先物計1兆6800億円買い越し、さらに第5週買い越した模様で需給好転。9年振り1兆1077億円(9月22日現在)の売り残と勘案し10月も前向き。個別に■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)など関係分でもわかる。共通しているのがファンダメンタルズ、コンドラチェフの波。原油先物51ドル台に対し、ブレンド原油が56ドル台に入り底上げ機運。10月に世界レベルで株の買い戻しが予想される。9月29日名古屋市長が総選挙出馬を断念し、10月5日都知事が寝返りで出馬を決めても「希望」の党そのもの。急ごしらえで安保や原発、地方分権などないものねだり。米朝や中露の圧力に希望止まりだ。動く必要ない。
 9月29日の日経平均6円安。大引け2万356円。TOPIX1674(-1)。東証一部の出来高17億3100万株、売買代金2兆9500億円。値上がり847(値下がり1067)。12月限が2万340円(-0.25%)の引け。10年債利回り0.060%(-0.005%)。上海総合が3348(+0.28%)で引けた。マザーズ指数の引け1093.10(+1.30)。戻りを試す動きだ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)など。足るを知る相場になった。(了凡)