10月岐路の公算大きい 北朝鮮あっけない幕切れを仮説 (2017.09.25)
前週末反落。利食い、ポジション調整売りが出た。半面、9月末配当取りの買いも入り引け下げ渋り。1ドル111円台後半の円安が続いている。トランプ氏の国連演説に対し、北朝鮮の外相が太平洋上で水爆実験を示唆。金正恩氏も自ら「超強硬措置の断行を慎重に検討」と述べ対立激化。翌23日、B1爆撃機とF15 戦闘機が軍事境界線を越えて北朝鮮東方に飛び、週明け北朝鮮の猛反発が予想される。天安門事件(1989)、ベルリンの壁崩壊(同)、旧ソ連崩壊(1991)と並ぶ事件。安倍政権が北朝鮮情報を遮断し、国民に日朝関係を判断する材料が殆どないといわれる。ICBMを一発ワシントンにぶち込めば本望。日本は米国の属国で東京に近い横須賀基地を叩く。中朝関係は最悪で北京も射程圏。バックアップしているのがロシアなど9月に入りエスカレート。8月の森本・加計学園、稲田防衛相辞任当時から1ヵ月で様変わり。日経平均を見ると、8月1.7%下落に対し9月6.0%上昇。一時支持率が急落し、首相や日銀総裁退陣説も流れただけに起死回生。25日に解散が表明され、10月22日投開票の見通し。われわれに何ができるか。動く必要なし。たとえ議席が減っても与党の勝ちが見込まれるためだ。面白いのがIMF。22日、アジア太平洋局次長が日銀に対し現行の大規模緩和続行を後押し。FRB、ECBに遅れを取るが、国や地域により状況が異なると説明した。FRBが2008年9月のリーマンショックを受けて同年10月大幅な金融緩和に踏み切ったのに対し、当時日銀の白川総裁が13年3月19日まで5年小動き。デフレギャップ解消を目指し同年4月4日から異次元緩和4年有余。異論もあるが、世界経済が比較的安定し、小幅拡大を続ける中で小康を保った。気になるのが■■■■■(****)。22日2815円をつけ年初来高値を更新。北朝鮮外相の発言を好感した。1月に反転し10ヵ月目の10月が岐路と述べた。4月を口火に来年1月ピークとも考えられ、恐らく10月から4ヵ月で北朝鮮リスク出尽くし。暴走、自滅によりあっけない幕切れを仮説に立てた。事実上、米国とロシアの代理戦争。消耗戦の末、自分たちが勝ったと思っても、そうは問屋がおろさない。東西独統一に170兆円。朝鮮半島の南北統一に事前53兆円、事後184兆円との試算が重し。金日成氏が旧ソ連の回し者で正日氏、正恩氏と3代独裁者。10月18日開幕する中国共産党大会も影響する見込み。同20日、新月買いと出ている。
22日の日経平均51円安。大引け2万296円。TOPIX1664 (-4)。東証一部の出来高16億9300万株、売買代金2兆5200億円。値上がり636(値下がり1276)。12月限が2万180円(-0.19%)の引け。シカゴ先物が200円で引け週明け安寄りしそうだ。10年債利回り0.020%(-0.005%)。上海総合が3352(-0.16%)で引けた。マザーズ指数の引け1056.95(-1.35%)。出来高に注目している。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など。米国は旧ソ連崩壊を 前例に北朝鮮攻略とも聞いた。日本も相当な負担をかぶる見通し。10月岐路の公算が大きい。引き締めて臨むところだ。(了凡)