日本人は狼狽するな 米国がレイバーデー明け5日動く (2017.09.05)
週明け反落。一時日経平均212円安。引けも甘い。3日午後伝えられた北朝鮮の水爆実験によるもので、従来の常識を破るEMP弾(電磁パルス)搭載が響きリスクオフ。日米韓のミサイル防衛が見直しを迫られた。核弾頭が地上数十~数百キロの高度で爆発し相手の防衛が麻痺するもので、広域にわたり電力施設のインフラが破壊されネット通信や食料、エネルギー物流など分断。早急な復旧困難という。北朝鮮は2004年にロシアのEMP技術を入手したといわれ、「虎の門ニュース」よれば死への道のりに踏み切った模様。米軍があらゆる情報を集め限定攻撃を検討しているのに対し、まさかの事態もあり得るという。北朝鮮のミサイルが日本上空を通過した8月29日、日経平均の引け1万9362円。前日シカゴ先物1万9045円、1ドル108円33銭など当面の目安。9日、北朝鮮の建国記念日にかけて弾道ミサイル発射の兆候が伝えられ、10月10日労働党記念日も予断を許さない。万一、目安を割り込んでもうろたえないこと。米朝開戦なら各自覚悟と述べた。当事者が死への道のりなら、それなりの対応が必要。6日満月売りと出ているだけに逆らわず。20日新月買いも同様だ。■■■■■(****)や■■■■■■■■(****)の上昇エネルギーが物足りず、■■■■(****)、■■■■■■(****)が年初来高値を更新。4日、値上がり率ランキング9位の■■■■(****)にしても、4月4日の企業レポートで紹介した当時505円だった。4日夕、中国が核実験を受けて北京駐在の北朝鮮大使を呼び出し、約30分異例の直接抗議。石油供給停止が流れているほか、2日ロシアが港湾使用料未払いを理由に北朝鮮の万景峰号(貨物船)入港を拒否していることもわかり、売ると上がり買うと下がる相場。北朝鮮が自前のミサイル情報により金先物やFXで資金を捻出している噂もある。8月29日以降行き過ぎた悲観の買い戻しが9月1日一巡し、同4日再び売り崩しが入ったわけで夜間取引を見ても下げ渋り。日本は「わが国として断じて容認できない」(首相)と声明を出すだけで材料がないだけに狼狽しないこと。米中や露、韓、北でさえ日本を必要としている。脅して見返りを狙うと聞いた。米国がレイバーデー(労働者の日)明けの5日動くはずで、6日好材料も考えられる。1日発表された法人企業統計、8日わかる4~6月期GDP改定値も上振れの見込みで前向きだ。今秋大きな押しがない。北朝鮮リスクと持ちつもたれつ駒を進めたい。
4日の日経平均183円安。大引け1万9508円。TOPIX1603(-16)。東証一部の出来高15億9500万株、売買代金1兆7300億円。値上がり153(値下がり1824)。9月限が1万9470円(-1.11%)の引け。夜間取引で490円をつけている。10年債利回り-0.010%(-0.005%)。上海総合が3379(+0.37%)で引けた。マザーズ指数の引け1075.46(-2.92%)。小口売りに急落した。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など限られた。北朝鮮のミサイル実験で危険が迫っている時に政権交代などあり得ない。森友や加計学園問題が後退し首相にとって起死回生。これが来年3月の日銀総裁交代まで持てばよし。外資が6週連続売り越し。延べ2兆円超になった模様で9月正念場を迎えた。10月が面白い。(了凡)