戦闘偶発懸念にも冷静 先物売りが一巡すると買い戻し (2017.08.30)
売り一巡後下げ渋り。後場小戻した。28日NYダウ5ドル高、29日早朝に北朝鮮のミサイル日本上空通過を受けたもので、一時シカゴ先物1万9045円、1ドル108円33銭に動転。買い戻しが入り小康を取り戻した。政府が発射直後から動きを把握し、自衛隊の各種レーダーで国土に落下の恐れなし。迎撃を見送ったという。首相と米大統領の電話協議で事実を確認し、日本時間30日午前6時に国連安保理で非公式の緊急会合を開く予定。9月9日北朝鮮の建国記念日、10月10日同労働党創建記念日にも核ミサイル実験を強行する模様で、中止なら体制転覆。戦闘偶発懸念も伝えられる。内政手詰まりが主因で、前日NY市場によるとテキサス州に上陸したハリケーン「ハービー」一色。原油先物相場が混乱した程度で北朝鮮リスクに関心が薄い。日本も及び腰。急落した内閣支持率が回復し、野党が使い物にならず自民党を評価する向きもある。為替と株が至って冷静。ヘッジファンドの先物売りが一巡すると買い戻しでジリ高。関係分で■■■(****)が分割後の高値を更新したほか、■■■■■■(****)、■■■■■(****)など商いを伴って高い。日経平均やTOPIXが売られても、跳ね返す力がある。28日のNY金先物1315ドル、空売り比率42.4%然り。市場のバランス感覚が随所に出ている。リーマンショックに懲りてレバレッジが後退したせいか、伸び切ったといわれる金融市場で売りも買いもボックス圏。思ったほど上がらない代わり下がらなくなった。リーマン後に中央銀行バブル。その後、グローバル化、原油先物安、IoT革命など世界レベルでインフレが沈静化。この先デフレ、賃金低迷、景気減速など勘案すると利回りが手掛かり。日本の場合、1990年以降ドルに対しなお1割以上安いといわれ、円高株安圧力が玉に瑕。1ドル108円13銭(年初来高値)割れなしに収まらない。このため、9月底入れを仮説にみずほFG(8411)を底値買い。150円前後なら申し分ない。一方、コンゴ(旧ザイール)の水不足でEV用バッテリーに不可欠なコバルトが品薄。100年振りの干ばつでコンゴ川が渇水状態となり停電リスク拡大。コバルト供給が世界の5割を占めるだけに欧米大手自動車メーカーの顔色が変わったという。ピンときたのが■■■■(****)。29日516円引け。7月20日下方修正したが、コバルト化合物が好調だ。人気化が見込まれる。このほか、■■■■■■■(****)にも朗報。23日、■■■■■■(****)の窪田社長が、2020年代のどこかで時価総額4兆円(29日4330億円)と述べた。今の■■■■■■(****)と同じで、「がんペプチドワクチン」も化ける。
29日の日経平均87円安。大引け1万9362円。TOPIX1597(-2)。東証一部の出来高13億8700万株、売買代金1兆8100億円。値上がり881(値下がり989)。9月限が1万9380円(-0.26%)の引け。夜間取引で280円をつけている。10年債利回り0.000%(-0.005%)。上海総合が3365(+0.08%)で引けた。マザーズ指数の引け1093.31(-0.56%)。小動きにとどまった。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)など。来年以降、日米で大相場説も伝えられる。(了凡)