アップルやグーグル 日本に100倍の差をつけ独走 (2017.08.29)
週明け小反落。買い戻し一巡後手詰まり。1ドル109円台前半の円高に振れ見送られた。医薬品、ディフェンシブ、ゲーム関連など確り。日経平均、TOPIXの上値が重いため、JQ平均新高値、マザーズ指数5連騰。滞留資金の捌け口になった。25~27日の一部世論調査で内閣支持率46%(7月下旬39%)、27日投開票された茨城県知事選でも与党推薦候補当選が伝えられ比較的堅調。にもかかわらず、何も起きなかったジャクソンホールでトランプ氏の批判続出。米国の政権運営に懸念が広がった。出席した中銀当局者やエコノミストの間で金融規制緩和、経済の米国第一主義、パリ協定離脱表明など時代に逆行。NAFTA(北米自由協定)再交渉や中国叩きも米国の雇用増にマイナスなど手厳しい。ハーバード大教授が「インドや中国で毎年1000万人単位の雇用が必要に対し米国200万人」と内幕を明かした。トランプ氏が間違っているとの外部批判が米政権に逆風となり、24日述べたカリフォルニア州の米連邦から分離独立を目指す住民投票。連邦政府の職員も反旗を翻したという。比較にならないが、日本が2006年から10年にかけて毎年首相が交代した当時と似ている。総選挙で自民党が下野し、旧民主党も東日本大震災の不手際で政権運営に失敗。元のサヤに収まるものの内政、外交で再び行き詰まるわけだ。平成版応仁の乱が極まり世界レベル。北朝鮮問題とIoT革命に差し込まれ戦国時代入り。下剋上に包まれた。身分の低いものが高いものを実力で倒すわけだ。アップルやグーグル然り。前者は1980年代ピークを迎え、90年代前半倒産寸前に追い込まれた。後者も1998年まで2人の大学生が頭の中で暖めていた一つのアイデイアに過ぎなかったという。いきなり世界のエレクトロニクス№1に登場した2社の躍進には、イノベーションのスピードと米国シリコンバレーの強欲なエネルギーによるもの。日本に100倍の差をつけ独走中といわれる。彼らは米国の政権運営にこだわらず世界レベルで第4次産業革命をリード。決断とスピードで日本の追随を許さない。このため、AI・ロボット・IoTのほか半導体製造装置やコンデンサーなどスーパーサイクル入り。日本は部品、素材で貢献。高品質、短納期など信頼性で世界一の供給元になればよい。グーグルは平均3週間に2社買収しているという。真似することはない。22日新月買いが軌道に乗った矢先、9月6日満月売りで回転できる。8月17~18日の窓埋め(1万9679~9543円)が条件になる。
28日の日経平均2円安。大引け1万9449円。TOPIX1600(+3)。東証一部の出来高13億4400万株、売買代金1兆7400億円。値上がり1184(値下がり713)。9月限が1万9430円(-0.10%)の引け。10年債利回り0.010%変わらず。上海総合が3362(+0.93%)で引けた。マザーズ指数の引け1099.48(+0.99%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)など。金先物の動きが気になるところだ。(了凡)