証券ビュー

アンコール伊勢町

破れかぶれの勧進帳  99%蜂起し1%吊し上げ (2011.12.19)

海外株高を受けて反発。4日ぶりに持ち直した。大半買い戻しとみられ、外資の持ち高調整が主因。前日PKOが伝えられ、16日に日経が4面で8段抜き「縮む株式市場」のシリーズを組むありさま。陰の極が近いとみられる。もうはまだなり。まだはもうなり。12月と来年1、2月転機と考えられる。14日急落したNY金先物の戻りが鈍いためで、個人やヘッジファンドのほか国単位でも処分売り。少なくても1300ドル程度の調整が見込まれる。15日スペイン国債入札好調というが、その後利回りや円ドル、円ユーロ高止まり。フランスの次にドイツ国債格下げも視野に入りそうな情勢。FRBが13日のFOMCで「先行き重大な下振れリスクがある」と述べたのも気掛かり。FRBをはじめECB、BOEなどBISのデリバティブ統計から割り出した欧米金融機関とファンドの飛ばし1264兆円を知っているはずだ。途方もない規模だけに、きっかけ次第で大津波になりかねない。このため、年末年始総見送り。行き過ぎて機能不全も予想され、1月に集中するPIIGS債満期償還をどうこなすか見もの。勧進帳も破れかぶれといったところだ。16日は■■■■■■(****)が堅調。7月高値3800円目前に迫った。12月6日付企業レポートで明らかのように、今、来期連結最高益更新とみられ、世界シェア7割といわれる窒化アルミ、スマホ向けフェライトシートが活況。後者はアップル、サムスンから矢の催促。パワーモジュール、携帯EMC,LED投資が本格化した。セラミック材料と製造技術で世界トップレベル。外資と投信が種玉を握っているだけに、6590円をつけた■■■■(****)と似てきた。もうひとつが■■■■(****)。822円で引けたもののボトム圏。来年2月林原買収、100%子会社化に見どころがある。林原が11月18日東京地裁に提出した計画が認可されるとグループ3社合併。その後同社が700億円拠出。林原の売上高260億円、営業利益53億円を引き継ぐ。10年で投資回収を目指すという。同社は来年創業180年。化学品専門商社で目利きが多い。林原にとっても恵まれたパートナーになりそうだ。中心値は850円だが、期待から現実を差し引くと、09年3月安値709円が目安。2月にかけてチャンスがありそうだ。

日経平均は24円高。4日ぶり小幅反発にとどまり8401円の引け。すっかり縮み上がった。出来高14億7900万株、売買代金9300億円。あと2週で納会だが、来年の発会も見送られ祝儀商いの余地なし。しかし、ユーロ債の次に米国債、日本国債がヘッジファンドの餌食とみられ、見送ってばかりいられない。来年日本の株が上がらないとすれば、上がる時がないと考えているためだ。今年起きた震災、津波、原発事故、円高、タイ洪水など御祓いもの。来年落ち込みの反動が予想され、世界中選挙が続くのも支援材料。年末年始吟味して臨みたい。来年の今ごろフォトンベルト。12月22日。強力な電磁波が地球を包み異常事態が頻発するという。そうだとしても適応できる。さんざん流れている情報で世紀末のノストラダムス並み。第一、2001年9・11と2011年3・11を足して2012年12月22日にするという本尊の浅知恵が命取り。米国大統領さえ1%の口という彼らの鼻っ柱。やがて99%が蜂起し吊し上げ。非白人国の日本が嚆矢というわけだ。■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)が突破口とみられる。 (了凡)