証券ビュー

アンコール伊勢町

2024年のアーメン  単純に世界見ている日本人 (2011.12.16)

大半続落。見送られた。欧米株安、金・原油先物安、中国の株安も伝えられ見切り、処分売り。材料出尽くしの■■■■■(****)がさらしものになった。半年ぶりに悪化した日銀短観にも実感がこもる。12月は9月から6ポイント落ちのマイナス4。3ヵ月後マイナス5では先高感が出ない。14日ストレートに響いたのがNY金先物1586ドル。一時97ドル安の1565ドル。■■■■(****)は反応が鈍いものの、年末にかけて換金売り本格化。年明けも処分売りが尾を引きそうだ。前日述べた芝居とも本音ともつかぬ欧州が主因。スケープゴートなしに収まりそうにない。ユーロ売りに伴うドル高によって金先物まで手仕舞いになれば、来年2月にかけて2番底。15日述べたように世界中で投げが出ることも考えられる。わずかに■■■■■(****)の反発が目についた程度。■■■(****)は大幅安。ゲノム解読を踏まえ、がん治療用ワクチンを開発した中村教授(59)が4月シカゴ大に転出。乗ってこない経産省や内閣府など省庁支援に見切りをつけたという。同教授はゲノム創薬一番乗りを実現するため同大を選んだもので、条件が整えば再契約。むしろ、スピードアップしそうだ。国内外で治験が進んでいるだけに、信用の整理が一巡すると出直る。2月にかけて難平買い。3ヵ月、半年後に備えるところだ。前日紹介した■■■■■(****)が高いほか、■■■(****)、 ■■■■■■(****)も比較的しっかり。逆境にあって最高益が手がかりになっている。ところで、宗鴻兵の「通貨戦争」。結論からいうと、2024年元旦に世界統一通貨が発行されるという。その時、米国で起きることが書かれているので紹介する。注目すべきは、過程の中で政府が演じる市場救済。真に迫っている。特に財務長官が議会で7000億ドルの救済法案を乞う一幕は心を揺さぶり、悲壮感が漂うクライマックス。一連の救済劇は、世界に向けて全力を挙げドルと経済を守ろうとするアピール。3日間1000億ドル、5日間で1兆ドル拠出した。にもかかわらず手に負えないという。全て準備が整ったある日、英国、フランス、ドイツが突然ドルをこれ以上受け取れないと宣言。株も為替も一斉に暴落する。一夜にして全てのドルが泡と消え、外貨準備も共に消えてしまう。怒りが全て政府に向かうが、なすべきことは全て実施し良心に恥じなるところがない。追悼文は、生きている人間よ、主権通貨の廃墟から立ち上がり、世界統一の新しい道を切り開こう。アーメン。笑っていられないところがミソだ。

日経平均は141円安。後場下げ渋ったが、2時過ぎ売り急ぎが出て一段安。8377円で引けた。出来高15億4400万株、売買代金9400億円。上海総合、香港ハンセンもさっぱりだ。米国は08年のリーマンショック後、量的緩和第1弾、第2弾にかかわらず雇用がふえずじまい。家計は過剰債務で身動きできず、緩和策ゆえ物価高に苦しんでいる。欧州の中低所得者も同じ構造。しかし、リーマンショック当時、ゴールドマンとヘッジファンドのポールソン&ポールソンが国債下落の仕掛け売り。ギリシャは見事罠に引っかかった。日本人は余りにも単純に世界経済を見ているという。この世に偶然はない。ほぼ確実になった世界恐慌再来、最終恐慌をしのぐため12月と来年1、2月市場とつき合ってみる。何かわかるはずだ。(了凡)