売りに分がある場面 トランプ氏の支持率急落が主因 (2017.06.28)
買い一巡後もみ合い。配当取り、同再投資期待もあり堅調。閑散に売りなしだ。1ドル112円台に振れた円安を手掛かりに日経平均3連騰。しかし、陰線を引いた。それでも、■■■■■(****)を一例に新月買い妥当の印象。外資が一服し日銀と公的資金のほか買い手がいないという。JQ平均続伸、マザーズ指数反落。まちまちだ。27日ロイターによると、原油先物が4連騰。WTI0.12ドル高(+0.3%)の1バレル43.50ドル。4日で2.1%上げたのに過ぎない。金先物との相関係数後退も取り沙汰され、27日FRB議長講演で米利上げ継続の有無が新たな材料。インフレを巡るもので、原油先物安がブレーキとみられる。日銀内のベストセラー「人手不足なのになぜ賃金が上がらないのか」と関係がある。雇用拡大のアクセルと賃金上昇のブレーキを同時に踏んでいる状態。原油や金先物、株、債券、為替などもつれたままだ。同日外電の伝えたトランプ氏が主因と考えられる。20日ジョージア州下院補欠選で共和党候補が53%(民主党47%)得票し辛勝したものの、大統領就任後5ヵ月で支持率36%。共和党内部でも72%にとどまり、1974年ニクソン氏以来最低という。この儘では8月に迫った連邦債務上限引き上げが合意に至らず、今年1年何も出来ず2018年中間選挙に突入する事態。23日述べた合衆国憲法修正第25条により、彼もYou’re fired(お前はクビだ!)になりかねない。同日のロイター電(ベルリン)に米国のイメージ(ピュー調査)も伝えられ、オバマ政権当時の64%から49%に急落。国際問題の当事者能力が前政権の62%から22%まで落ち込んだ。日本の首相も支持率が急落しており、7月2日の都議選に跳ね返る見込み。売りに分がある場面だ。振り返ると、6月5日に「8月FRB人事を踏まえ今年のクライマックス。7~9月10~20%安。調整しても幕下りず」と述べた。NYダウによると、倍返し後5月17日372ドル安に対し二段下げが見込まれ、事実上トランプ氏が大統領選に勝利する直前の1万8000ドルを目安に往って来い。これが半年、1年後視野に入るわけだ。7~9月正念場と考えられ8月が決め手。これまで悪材料も織り込み綱引きだけに、面白くない相場を張っていく根気が必要だ。築地市場跡地が五輪輸送拠点になり、3000台収容の仮設駐車場になるという。日程綱渡りというが、日本人ならやってのける。現に、サニブラウンをはじめ五輪金メダル候補が続々名乗り。藤井4段の29連勝も偶然ではない。先祖と並外れた努力によるものだ。
27日の日経平均71円高。大引け2万225円。TOPIX1610(+6)。東証一部の出来高15億7300万株、売買代金2兆1400億円。値上がり1215(値下がり654)。9月限が2万150円(0.15%)の引け。夜間取引で140円をつけている。10年債利回り0.045%(-0.005%)。上海総合3191(+0.18%)で引けた。マザーズ指数の引け1197.71(-0.39%)。出来高増が不可欠だ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)など。■■■■■■■(****)にしつこいアタリがきている。(了凡)