引っ込みつかず天井圏 6~8月出遅れの水準訂正本格化 (2017.06.22)
4日振りに反落。後場一段と見送られた。米国株安、1ドル111円台前半の円高が主因。20日、一時1バレル42ドル台後半に振れたNY原油先物安によるもの。1月高値から2割超下げ調整局面入り。東南アジアも株安に追随した。しかし、MSCIが新興国指数に中国本土A株を組み入れると発表し上海総合が反発。2018年6月からで全体の1%弱。影響を計りかねている。このため、主力が後退し出遅れの水準訂正一色。日経平均が前日戻り高値を更新し陰線で引けただけに、再び5日・25日移動平均線にデッドクロス懸念。パッシブ運用の外資が売り越しの模様だ。受け売りだが、本場の米国でアマゾンのホールフーズ買収を巡る合理性に裏話。敵対買収を仕掛けるファンドが噛みつき吠えているという。引っ込みつかず天井圏。NYダウ倍返し2万1959ドル、日経平均同2万853円に対し、あと上値2、3%と述べたばかり。6~8月先が読めたわけだ。7月2日都議選が関門とみられ、東京のほか日本の将来を左右する有力な手掛かり。都知事の判断が豊洲と築地二兎を追うもので、一兎も得ずというのが経済合理性の鉄則。首相が森友や加計学園、さらに千葉県成田の案件を抱え死に体といわれ、怪文書の存在を認めた文科省前事務次官の妹が元首相の息子夫人というから悩ましい。日本の政変を織り込まないとアク抜けしない。休むも相場というわけだ。半面、出遅れの水準訂正本格化。5年余り鳴かず飛ばずの■■■■■■■■(****)が商いを伴って急伸。一時237円(1株当たり連結純資産371円)をつけた。引けでも値上がり率23位。ゴールドと比重が同じでテロ活動の資金源となり、2010年から製品に米SECの報告義務がついた。1990年に1810円をつけ人気がある。■■■■(****)も非鉄専業大手。8年のもち合いを放れ一服。再生鉛を含め世界各地で始まった原発廃炉に伴う遮蔽需要が手掛かりだ。■■■■(****)の子会社が再生鉛で復活。大規模な設備投資(30億円)で生き返った。このほか、20日急動意の■■■■(****)に妙味。前期下方修正に追い込まれ受注持ち越し。2020年の東京五輪特需に現実買いの運び。4月24日の急伸に見合うものだ。■■■■■(****)も5年がかり。■■■■■(****)と■■■■■■(****)のはざまで一本立ち。24億円投入した神戸工場稼働が手掛かり。チョコレート油脂が注目されている。6月に半年、1年後予想される世界的な調整を先取り。8月にはトランプラリー延べ10ヵ月の締め括り。大事な1年になる。
21日の日経平均91円安。大引け2万138円。TOPIX1611(-5)。東証一部の出来高16億3400万株、売買代金2兆2600億円。値上がり589(値下がり1330)。9月限が2万110円(-0.45%)の引け。10年債利回り0.055%(+0,005%)。上海総合が3156(+0.52%)で引けた。マザーズ指数の引け1194.39(+2.32%)。1197.40まであった。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)など限られた。修業、修業、死ぬまで修業。七転び八起き。相場は人間修業にほかならない。人並みのことをしていて人以上に儲けるなんてとんでもない。めどき(女性時代)さながらという。(了凡)