米長短金利逆転が目安 1940年幻の東京五輪を前例に (2017.06.15)
高寄り後伸び悩み。後場見送られ引け甘い。FOMC声明待ちだ。FRB議長会見が日本時間15日午前3時30分といわれ小康状態。間際まで株、債券、為替に反応が見られず「いつもと違う」との声が多い。しかし、13日NYダウが最高値を更新し、S&P、ナスダックも反発。5強の買い戻しによるもので、SOX指数(フィラデルフィア半導体株)1091 .35(+0.63%)が戻し、VIX(恐怖)指数10.31(-11.15%)に低下。ITバブルのトラウマが残る市場にとって比較的冷静だ。米長期金利が2.2%台にとどまり、原油先物も売りたい強気が本音。前週末の5強急落に過剰反応し、リスクオフしても様にならない。AI・ロボット・IoTなど第4次産業革命の走りとみられ、5強理想買いに収益が追いつき始めた。前週末、期待インフレ率が上がらない中で富の集中が予想され半年、1年後を先取りしている。受け売りだが、利上げや景気頭打ちの手掛かりとして長短金利の逆転を思い出した。2000年と06年に見られたもので、来年にかけて似たような場面。野村によると、米景気が後退するのはさらに1年後という。日本の場合、今上天皇退位や改元、新天皇即位。さらに、眞子さまご成婚など慶事に包まれ18年目くらまし。築地市場と豊洲移転を両建てで持ち越し、東京五輪カウントダウンに入った矢先、NYダウ暴落になりかねない。1940年アジア初の五輪大会。紀元2600年記念行事として進められ、支那事変の影響から日本政府が開催権を返上した例がある。同年のNYダウを見ると、5月から6月にかけて150から110ドルまで約3割暴落。その後、10月にかけて3分の2戻しがせいぜい。今回、似て非なるケースとみられ、あらゆる困難をしのぎ開催に漕ぎつける運びにあるが、2018~19年NYダウが相手だけに、来年3度目の米長短金利逆転が目安。予想される大混乱に備えるところだ。14年3月24日、1940年幻の東京五輪が前例 第2、第3波に備えよと述べた本欄が残っている。前回よりマシになり、満を持して対応する。一例が■■■■■■■(****)。14日282円(+5.22%)で引けた。自前でがんワクチン原薬の量産技術を開発した■■■■■(****)が5969円(+0.74%)。事情もあり評価が割れた。■■■■■■■(****)の総会20日、■■■■■(****)は22日で当日市場が解を探り当てる。ゴールはずっと先だ。
14日の日経平均15円安。大引け1万9883円。TOPIX1591(-1)。東証一部の出来高17億100万株、売買代金2兆2000億円。値上がり774(値下がり1082)。9月限が1万9980円(-0.05%)の引け。10年債利回り0.060%変わらず。上海総合が3130(-0.73%)で引けた。マザーズ指数の引け1138.55(+0.99%)。一時1150.86をつけている。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)など。■■■■■■(****)が500円引け。3年振り上放れ接近。519円カイから倍返し751円が視野に入る。(了凡)