5強の急落に過剰反応 フィラデルフィア半導体指数が頑強 (2017.06.14)
安寄り後下げ渋り。値嵩ハイテク売りに石油、銀行、不動産など出遅れ買い。差し引き値上がり銘柄が多い。これまでFOMC後の円高株安を見越したもので、日足を見ると6月5日以来鯨幕相場。5日と25日移動平均線が接近しデッドクロス目前。3月のFOMC前と一線を画した展開になった。米国ハイテク5強の急落に過剰反応し、利食い・待機資金が出遅れに回った印象。気迷いが続いている。しかし、SOX指数(米フィラデルフィア半導体株)が直近1138.25を高値に頑強。2000年ITバブル以来の水準。まさか、前週末5強の急落が半導体ブームの終焉と考えにくい。万一そうでも2、3度天井調べがあり、半年か1年後、それ以上も検証に値する。彼らが恐竜になりかけているのは事実で、この儘いくと格差拡大に弾みがつき、社会が崩壊する旨お伝えした。ところが、日経平均によると、12日6月1~2日空けた窓を埋め13日小幅続落。鯨幕、デッドクロスのはざまで経済合理性を保っている。つまり、前回とパターンが違う6月米利上げを判断しかねたもの。値嵩ハイテク株が最短10日整理と述べ、出遅れの水準訂正に異論なし。但し、6月9日NYダウ最高値2万1271ドルが同倍返し2万1959ドルに対し96.86%のレベル。値嵩ハイテクと出遅れが渾然一体となったもので、S&Pやナスダックも準じる。願わくば、6~8月倍返しで利食い。秋口から来年の仕込みと述べたばかり。ビッグデータやディープラーニングによるAI・ロボット・IoT化が第4次産業革命といわれるだけに、あらゆる業界のトップ銘柄に富の集中が予想され半年や1年で終わらない。PER100倍はおろか一時的に200、300倍もあり得る。8日、■■■■■■■■(****)が2000年につけた最高値2万90円挑戦に意味があると述べた。現在、8合目に過ぎない。同日、■■■■■■■(****)のアタリ予想以上と持ち掛け、20日の総会が10日目に相当する旨も述べた。01年設立以来の相場が理想から現実買いに変わる場面。220円台の仕込みによるもので、一生に一度の巡り合わせ。時価総額1兆円(現在394億円)の夢がある。今回FOMCにこだわると、米長期金利が2.2%台でインフレにならず。FRBの利上げ頭打ち。資産圧縮の道筋を示すのにとどまる見込み。受け売りだが、米国のインフレ率と原油価格の相関係数が0.79と高いためだ。6~8月、5月17日NYダウ372ドル安の反動高が目玉。むしろ、警戒感が喚起され心強い。ロシアの大規模な反政府デモも刺激になっている。
13日の日経平均9円安。大引け1万9898円。TOPIX1593(+1)。東証一部の出来高16億1400万株、売買代金2兆1100億円。値上がり1106(値下がり748)。9月限が1万9890円(+0.15%)の引け。10年債利回り0.060%(+0.05%)。上海総合が3154(+0.44%)で引けた。マザーズ指数の引け1127.41(+0.20%)。一段高が見込まれる。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)など数えるほど。値嵩ハイテクの押しを拾いたい。■■■■(****)が気になる。人間は歴史から何も学ばないという。(了凡)