証券ビュー

アンコール伊勢町

高くなったら三度行く 中国に対し希望的な悲観論が多い (2017.06.12)

前週末高い。メジャーSQ、英総選挙をこなし堅調。昨年6月の裏目が出た。売りポジションの買い戻しとみられ、ポンド安がFT指数を押し上げ拍子抜け。9日、見事な満月に苦笑した。英保守党過半数割れによるもので、米ハイテク株急落が半年、1年後を先取り。アルゴリズム(自動計算)、HFT(超高速取引)などAIに差しこまれた印象。日本でも当てはまる。英国の場合、いいとこ取りの反動。キャメロン氏に続きメイ氏も国民より自分たちの利害を優先。2度失敗しEU残留、離脱も困難なものにした。米国の場合、ハネムーン100日(4月29日)トランプ氏の期待を織り込み、Sell in Mayにかかわらずアマゾンやグーグル、アップルなど5強が続伸し逆回転。5月17日NYダウ372ドル安を境に一本調子で持ち上げていた。13~14日FOMCが分水嶺といわれ、15~16日の日銀政策決定会合で追随の見込み。8割以上米利上げ0.25%を織り込み、資産縮小の工程表呈示が焦点という。市場は百も承知。現に、日経平均も9日メジャーSQ値1万9997円を上回って引けた。これまで再三織り込み、週明けから何も起きない仮説を検証。起きても吸収できるはずだ。昨年11月に続き半年後の5月も空売り攻勢。取組接近によるもので、再び先物の買い戻し、秋口中国発の売り崩しと述べた。9日の日経によると、最近香港の金融関係討論会で中国に対し希望的な悲観が多く、企業倒産を飯の種にするハゲタカが目立つという。5月にロックフェラー系のシティーグループが、中国経済の失速が世界にもたらす影響を数値化した模様。彼らもハゲタカに違いない。2015年11月、人民元をSDR構成通貨にしたのも政治的な決定。経済合理性がアルゴリズム、HFTといえなくもない。相場は無いものが取られ、有るものに与えられる。二度と行くまいとて高くなったら三度行く。さらに、98人のお金を2人がくすねるといわれる。念仏のように、9日満月売り24日新月買い。NYダウ倍返し2万1959ドル、日経平均同2万853円が目安。6~8月クライマックスと述べた通り。1~3月伸び切り、4~6月踊り場。7~9月正念場に変わりない。日本の場合、森友や加計学園より築地市場の豊洲移転と7月2日都議会選が半年、1年後の手掛かり。江戸開府来400年の既得権を巡るもので、築地が銀座の隣で再開発余地も大きいだけに、都民より自分たちの利害を優先すると自民党が負ける。世界も日本も時代の変化に呑み込まれた■■(****)と同じ。6~8月間違えないことだ。
 9日の日経平均104円高。大引け2万13円。TOPIX1591(+1)。東証一部の出来高22億6300万株、売買代金3兆2000億円。値上がり903(値下がり982)。9月限が1万9950円(+0.10%)。シカゴ先物が1万9915円で引け、週明け安寄りの公算が大きい。10年債利回り0.050%(-0.015%)。上海総合が3158(+0.26%)で引けた。マザーズ指数の引け1132.15(+1.29%)。1145も目前に迫った。値上がり率ランキングによると、関係分で■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■■(****)など。適応に限る。(了凡)