リタイア後を後押し ベビーブーマーラストチャンスに (2017.06.07)
小甘く始まり続落。引け先物売りに一段安。ポジション調整とみられる。ヘッジファンドの売りや投信の解約も伝えられ、1ドル109円台後半の円高を嫌気。6月米利上げを織り込み、年内見送りを打診している。半面、国債先物続伸、長期金利横ばいの0.045%。手詰まりに違いない。8日のイベントと9日メジャーSQ、13~14日FOMCなど先取りするもので、6日米空母2隻が日本海を離れたといわれ合点。5日、NYのVIX(恐怖)指数が一時10を下回ったという。4月末にトランプ氏のハネムーン100日が終わり、Sell in May逆回転。6~8月今年のクライマックスと述べた。新たな100日に相当し、市場が半年、1年後を織り込む場面。米国のビッグ5をはじめ、AI・ロボット・IoT関連がリード。トランプ氏離れといわれる。昨年11月から10ヵ月目の8月、市場の解がわかる見込み。米国のほか日本のバブル再燃を仮説に、3大都市圏の地価上昇と日経平均が連動。7~9月NYダウ10~20%調整。1万8000ドルでも幕下りず、今上天皇退位、改元、新天皇即位、眞子さまご成婚など目くらまし。来年に向けて倍返しという筋書きだ。1989年末のバブル当時、時価総額が名目GDPの1.45倍といわれたが、現在の時価総額601兆円に対し同GDP546兆円(2017年見込み)で1.10倍。割高に違いないが過熱感に程遠い。来年4月で異次元緩和5年。次々やってくる国債償還に対し運用難に拍車がかかる。利回りでも株を見直さざるを得ない。日本の金融がバブル崩壊後土地と不動産中心に回っていることも事実で、東京五輪やリニア開業、全国の社会インフラ更新待ったなし。世界レベルでベビーブーマーのラストチャンスだ。日本は1億円以上金融資産のある人が8割株の口座を持ち、1億円未満の同2割を圧倒している。健全といえばそれまでだが、昨年2月マイナス金利に追い込まれ債券から株にシフト。グレートローテーション(歴史的な資金移動)に入ったばかり。世界の資金が30年余り続いた債券万能から株に移動し、現金やゴールドも利子や配当に無縁という。飛躍もあるが面白い見立てだ。■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)など塩漬け。リタイア後、資金が増えたといわれる人生を後押し。何かにつけて戦後最大のベビーブーマーがもたらすローテーション。申酉(さるとり)騒ぐ6~8月。酉の方がスケールが大きいだけに楽しみだ。
6日の日経平均190円安。大引け1万9979円。TOPIX1596(-13)。東証一部の出来高17億400万株、売買代金2兆4600億円。値上がり292(値下がり1635)。6月限が1万9970円(-0.89%)の引け。10年債利回り0.045%変わらず。上海総合が3102(+0.34%)で引けた。マザーズ指数の引け1107.88(-1.31%)。心配無用だ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■■(****)、■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)など。9日満月売り、24日新月買いで進むところだ。 (了凡)