何も起きず満月売り トランプ氏に次ぐ新たな100日 (2017.06.06)
週明け小反落。利食いをこなし円高が足かせ。戻り売りと押し目買いが交錯した。日経平均が2日で526円上げた割にお湿り程度。5月29日早朝、北朝鮮が3週連続弾道ミサイルを発射。日本の排他的経済水域に落ちたものの、市場に反応なくVIX(恐怖)指数が一段と低下。30、31日下げ止まるや急反発。リスクオンになっている。米国主要3指数が最高値を更新し日経平均も追随。5日原油先物が買われ、サウジはじめ中東4ヵ国がカタールと断交したのも支援材料。8日のイベントを織り込み始めた。前FBI長官の米議会証言、英国総選挙、ECB理事会など売り材料を吸収。9日SQ、13~14日FOMC。さらに、8月FRB人事など視野。再び何も起きない仮説を検証する場面。市場は、起きても消化できると読んでいる。6月1~2日高値更新によるものだ。80%以上織り込んだといわれる米利上げに円高懸念も根強いが、売り方の買い戻しに出遅れ水準訂正が重なり需給好転。5月第4週まで8週連続1兆5200億円買い越した外資に国内勢が駆け込み。ファンドの「決算相場」と鉢合わせだ。8日、1~3月期GDP改定値が上方修正される見込みで9日満月売り。24日、新月買いと出ている。直近、サマーズ元米財務長官のコメントが神妙だ。曰く、市場は今後10年にわたり先進国のインフレ率1%、実質金利ゼロに近い状態が続くと読んでいる。過剰貯蓄が需要を抑え込み、経済成長率にインフレ率も低下。貯蓄と投資のインバランス(不均衡)が実質金利の重しになった。こうした日本型停滞が数年先進国を悩ませている。打開策もあるという。人口減少、レバレッジ解消、脱グローバル化を吹き飛ばすもので、6~8月市場が半年、1年後を先取り。トランプ氏のハネムーン100日に次ぐ新たな100日が前触れだ。ところで、■■■■■■■(****)。シカゴから届いた中村祐輔教授の便りが気になる。現地時間5日朝8時に始まるASCO(米国臨床腫瘍学会)2017の講演を引き受け、研究室から免疫ゲノム解析に関する演題、同教授も低分子化合物による治療薬開発を発表する予定。239円で引けた。2月森社長辞任、5月に「減資」発表。20日総会であく抜けが見込まれる。国内外16のパイプライン進行中。カウントダウンに入った。当面、NYダウ倍返し2万1959ドル、日経平均2万853円を目安に強気。6~8月間違えずにいくと、これまで横にはった分縦に立つと考えられる。依然パニック、クラッシュ説も伝えられ、何も起きない公算が大きい。
5日の日経平均6円安。大引け2万170円。TOPIX1609(-2)。東証一部の出来高16憶4800万株、売買代金2兆3700億円。値上がり829(値下がり1070)。6月限が2万150円(-0.10%)の引け。10年債利回り0.045%(-0.005%)。上海総合が3091(-0.45%)で引けた。マザーズ指数の引け1122.64(+1.11%)。次は1145が目安だ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)など。■■■■■(****)、■■■■■■(****)の出番接近。売ると上がる。(了凡)