バリュー株出番待ち 日米ともに北朝鮮問題目くらまし (2017.05.31)
手詰まりが円高を呼び続落。日経平均一時112円安。後場、短陰線に戻した。英米休場を受けたもので先物の買い戻し。日銀のETF買いが伝えられ、最近前場TOPIXの下げ0.4%超、日経平均の予想PER14倍割れも目安という。■■■■■■■(****)が日経平均を28円押し上げた。新月買いを援用し個別の空中戦。東証一部の騰落レシオ141%台(25日移動平均線)とあって日柄整理。6月9日、SQを境に満月売りと出ている。同13~14日FOMCで利上げを見越したもの。30日、アジアで金相場が小幅上昇し1ヵ月振り高値をつけたが、NYの金先物1267.70ドルにとどまり動意薄。25日OPEC総会、26~27日G7サミット、29日の北朝鮮3週連続ミサイル発射も目くらまし。何も起きない仮説を検証すると実体に近い。受け売りだが、北朝鮮の場合、季節要因という。1年で最も強硬に出るのが大規模な米韓合同演習のある3月。2月16日「光明星節」(全正日氏誕生日)から4月15日「太陽節」(金日成氏同)まで朝鮮労働党と同人民軍が忠誠合戦を繰り広げるため。太陽節が終わると鳴りを潜め、5月下旬から6月「農業闘争」という田植え。音沙汰がなくなるという。農家のほか公務員、軍人、学生など国民総出の大イベント。120万を数える人民軍も銃を鋤鍬に持ち替え1ヵ月懸命働く。ところが、せっかちなトランプ氏が挑戦を「真」に受け、オバマ政権8年にわたり抑制された軍、CIA、軍需産業など同調。空母2隻で足りず、3隻近海に派遣と伝えられ田植えどころでなくなった。昨年、北朝鮮の保有ミサイル220発といわれ、これまで35発(今年12)発射。世界最強の米軍が中国に圧力をかけ「兵糧攻め」に入り悲鳴。エスカレートする一方という。増長も伝えられ、防衛省が米国製の滞空型無人機「グローバルホーク」3機買い入れを決めたところ、調達から廃棄まで機種選定予算の倍近い3000億円以上吹っかけられたという。森友・加計学園問題や共謀罪強行採決で揺れる安倍氏も北朝鮮問題が目くらまし。憲法9条をいじらず自衛隊を明記すると、戦後70年以上たってセルフディフェンスが世界に知られ、永久に戦争を放棄した平和国家のイメージを損なう。6~8月NYダウ倍返し2万1959ドル、日経平均同2万853円が目安と述べた。しかし、10~20%調整しても幕が下りない旨も述べた。ナスダックのビック5やIoT関連の値嵩でなくてもバリュー株が出番待ち。旧コープケミを吸収した■■■■■■■■(****)や■■■■■■(****)、■■■(****)などこれからだ。
30日の日経平均4円安。大引け1万9677円。TOPIX1572(+2)。東証一部の出来高13億2600万株、売買代金1兆8700億円。値上がり1092(値下がり751)。6月限が1万9670円(-0.05%)の引け。10年債利回り0.035%変わらず。上海総合が3110(+0.07%)で引けた。マザーズ指数の引け1101.98(+0.45%)。目安の1102まできた。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)など。東邦鉛の原発廃炉に伴う放射能遮蔽需要に見どころ。個別に活路を見出す場面だ。(了凡)