姿消したトランプ相場 6~8月ナスダックビッグ5が目玉 (2017.05.24)
戻り一巡。漏れ伝わるトランプ政権の不透明な予算教書に模様眺め。引け一段安になった。前日NYダウ89ドル高に首をかしげる展開。尾を引くロシアゲート疑惑、英国マンチェスターの米歌手コンサート会場爆破で円高に振れ小動き。個別物色にとどまった。日柄整理に異論ない。22日、NYの場況が出色。17日ダウ372ドル安に対し、僅か3日で8割戻し、再び2万1000ドルをうかがう経緯。ひところ15台に急伸したVIX(恐怖)指数も10台に低下。トランプ氏辞任、ペンス副大統領昇格、議会運営円滑化など見越したもの。ゴールドマンが減税幅を引き下げ、従来の10年1.75兆ドル(約195兆円)から1兆ドルに見直したが、市場はもっと厳しくトランプ相場が姿を消した。このため、16日述べたようにナスダック100指数のビッグ5が目玉。アップル、グーグル、マイクロソフト、アマゾン、フェイスブックの面々。世界の時価総額1~5位を占め、5月そろって過去1年の高値を更新した。ナスダック時価総額100銘柄の4割強を占め、やがて5~6割も射程圏。インターネットの次にやってくる革命がフィンテック(金融技術)、位置情報、IoTといわれ、国家がつくり出した通貨が消えるという。2017年1月3日、NHKのBS1スペシャル「欲望の資本主義2017 ルールが変わる時」が反響を呼び書籍も出た。5月27日(土)、NHKのEテレで24:25から1時間関連番組が放映される予定。時代が変化する時こそ求められるものがテーマ。成功体験やAI、ロボットも通用しない。受け売りだが、トランプ氏のような指導者が国民の不満を追い風に権力を握り、敵を屈服させると約束しつつも、軍事、外交、経済など紛争の泥沼にはまり込み、後悔したケースが数多くあるという。4~5月乗り切ると6~8月モノになる旨述べた。売りも買いも持ち出し。円建て売りとドル建て買いが綱引き。国内勢ビハインドの場面。29日新月買い、6月9日満月売りを通じてNYダウ倍返し2万1959ドル、日経平均同2万853円を射止めるところだ。ダークホース■■■■(****)が飛び出し、■■(****)と■■■(****)を持て余しているが、米国のビッグ5にひきかえ如何にも小振り。歯を食いしばり8月まで追いかける。日本が恐竜を目指しても意味がない。中国の「一帯一路」が国内の行き詰まりを海外に転嫁するものといわれ、半分以上当たっている。時代が変化する時、求められるものが買われるわけだ。
23日の日経平均65円安。大引け1万9613円。TOPIX1565(-2)。東証一部の出来高15億4300万株、売買代金2兆円。値上がり978(値下がり904)。6月限が1万9640円(-0.15%)の引け。10年債利回り0.045%変わらず。上海総合が3061(-0.45%)で引けた。マザーズ指数の引け1077.88(+0.39%)。24日がポイントだ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■(****)など。■■■■■■■(****)は6月20日待ち。国内外延べ16本のパイプライン佳境入り。あく抜けが見込まれる。(了凡)