行き過ぎた悲観の裏目 3分の1、半値戻しを試す展開 (2017.04.24)
前週末反発。日経平均一時218円高。引けにかけて締まった。リスクヘッジの巻き戻しとみられ、1ドル109円台の円安が手掛かり。週明け仏大統領選と鉢合わせだ。20日、米財務長官が目玉の税制改革案発表に言及。NYダウ174ドル高を受けたもので、同日国連安保理が米露合意により北朝鮮に対して「さらなる重大措置を取る」旨の警告も好感された。しかし、■■■■(****)が売られ、1ドル110円の基準レートを嫌気。市場の経済合理性にも一理ある。24日以降決算発表が本格化。25日3月の米新築住宅販売件数、27日同米耐久財受注、28日1~3月期米GDP速報値などフルイがかかる。日柄整理によるもので、4月第2週現物と先物合計6週振り375億円買い越した外資が鍵。例年4月の需給がいいだけに、日経平均3分の1戻し1万8705円、半値戻し1万8946円を目安に戻りを試す展開。NYダウの最高値が3月1日の2万1115ドルと限らない。29日にハネムーン100日を数え、5月12日のSQが半年、1年後を先取りする新たな手掛かり。4~6月にトランプ政権の実力を問われるわけで、おのずと為替、債券、株にも跳ね返る。世界中、経済の行き詰まりをシリア、アフガン、北朝鮮情勢などガス抜き。内憂外患をつくり出し時間稼ぎ。中国が北朝鮮に原油供給を止めると3ヵ月で結果が出るというが、朝鮮戦争(1950~53年)のくびきをひきずるチキンレース。南北朝鮮に米中露日6ヵ国とも問題解決を先送りしてきた。トランプ氏が独断専行の域にあり、中国が本気で北朝鮮の核開発阻止に取り組まないと米国単独で問題解決を図る旨伝え一石二鳥のハッタリ。北朝鮮より中国を追い込み、シリアとアフガンにミサイルを打ち込んで空母派遣のおまけつきだ。後日カール・ビンソンが南海上にあり、早期解決を望んでいないこともわかった。北朝鮮危機の核心を突くのが、金正恩氏の動揺。3月6日四つのミサイルを同時発射し「手を出さないでほしい」旨のメッセージ。攻撃目標が韓国はおろか在日米軍基地、米本土にもエスカレートした。たとえチキンレースでも、日本人が厳しい国際社会の中で生きていけるレベルにあるかどうか。4~6月、市場も経済合理性にさらされる。ハネムーン100日明け、トランプラリーパートⅡ。4月を乗り切ると5月面白い。IoT関連が最右翼。■■(****)と■■■■(****)にバブル再燃の思惑がある。
21日の日経平均190円高。大引け1万8620円。TOPIX1488(+15)。東証一部の出来高18億6200万株、売買代金2兆2300億円。値上がり1645(値下がり288)。6月限が1万8650円(+0.97%)の引け。10年債利回り0.010%変わらず。上海総合が3173(+0.03%)で引けた。マザーズ指数の引け1008.64(-0.74%)。見どころがある。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)など。21日、NYダウ30ドル安。行き過ぎた悲観の裏目が出る見込みだ。(了凡)