証券ビュー

アンコール伊勢町

仮説を検証した気分 今回汗をかかず次回汗だくの日 (2017.04.19)

買い戻し一巡後伸び悩み。手掛かり難から見送られた。日経平均一時192円高。イースター明けNYダウ183ドル高を受けたもので自律反発。3分の1戻し1万8705円に及ばず膠着状態。日柄整理とみられる。何も起きなかったわけで、振り返ると過去20年、米国が北朝鮮に先制攻撃を仕掛けた形跡なし。今回も制裁拡大と中国から圧力強化を促すのにとどまった。NYダウを押し上げたのが主要銘柄の1~3月期決算。17日まで発表した31社のうち7割予想を上回ったという。全体で10.4%増益といわれ否定すべくもない。日本の場合、12~14日に日経平均の予想EPSが143円から139円台に後退。1ドル111円から109円台の円高に振れたのも事実で分が悪い。一方、朝鮮半島に北上中といわれた米空母カールビンソンが南方上と伝えられ、何も起きなかった仮説を検証した気分。よしとせねばならない。受け売りだが、1964年10月に中国が初の核実験。翌年1月渡米した佐藤栄作首相がジョンソン米大統領に「中国が核を持つなら日本も持つべき」と述べた。2008年の外交文書公開によるもの。首相は、帰国後内閣調査室に「核武装の可能性」検討を指示。この結果、可能という。しかし、米国を敵に回し国民の反対も予想以上で極めて実現困難と出た。これを踏まえ、首相が67年に2度目の渡米で「わが国に対しあらゆる攻撃、核攻撃にも日本を守るという約束を期待する」と同大統領に伝え了承されたという。日本は北朝鮮の有事に覚悟なしといわれるが、欧米や中露も似たような経緯。マーケットを見ているとわかる。17日、北朝鮮情勢を巡る緊張が一服。リスク資産を買い戻す動きが相次いだ。ショートポジション(空売り)解消によるもので、29日ハネムーン100日、5月12日SQにかけて第2、第3波が見込まれる。北朝鮮で軍事衝突が起きると全て敗者といわれるように、売ると上がり買うと下がる仕組みだ。個人特有の逆張りが機能不全の場面。前期ネット証券大手4社の減益が伝えられ、4月も上がったり。東証一部の出来高、売買代金がボトムに入った。4月26日新月買い、5月11日満月売りと出ている。正誤を問うのでなく適応のよしあしが肝腎。相手が八百長テロだけに、アノマリーも当てにならない。今回汗をかかずに済んだが、次回汗だくの日がやってくるという。中国の国営メディア「環球時報」が耐えがたい結果をもたらすと警告している。
 18日の日経平均63円高。大引け1万8418円。TOPIX1471(+5)。東証一部の出来高15億7500万株、売買代金1兆7700億円。値上がり1494(値下がり415)。6月限が1万8440円(+0.70%)の引け。10年債利回り0.010%(+0.010%)。上海総合が3196(-0.79%)で引けた。マザーズ指数の引け1002.96(+1.13%)。息を吹き返した。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)など。■■■■■■■(****)の出番がやってくる。27日■■■■■■(****)、28日■■■(****)の決算発表が楽しみだ。英国がEU離脱の信を問うため、6月8日総選挙を表明した。(了凡)