何ひとつ解決できず 市場の経済合理性がよしあし左右 (2017.04.20)
安寄り後買い戻し。後場じり高になった。日経平均小幅続伸。20日上昇すれば今年初の4連騰という。前日の騰落レシオが70%台となり下げ過ぎの反動。一部始終テクニカルな場味だ。米国の市場が経済関連指標の変化を受けて株、債券ともに潮目。金先物や米国債が値上がりしたように、日本でも株より債券が買われ10年債利回りの中心値ゼロ%。トランプ氏がシリアやアフガンにひきかえ、北朝鮮攻撃を見送った余波がうかがえる。中国と韓国の強い反対によるもので、日経の19日夕刊に「ロシア、北朝鮮と新航路」の見出し。万景峰号が制裁の抜け穴になる見込みだ。米露対立が尖鋭化している。前日NYダウ113ドル安がゴールドマンにJ&J2銘柄で100ドル弱下げたとわかり、1~3月期決算発表に潮目の手掛かり。20日、■■■■(****)のメッセージが気になるところだ。北朝鮮にこだわると、圧倒的な米軍の破壊力にかかわらず、中国や韓国の制止を払って攻撃できない。今回の威嚇により従来の路線が強化され、問題解決も遠退いたとの指摘が多い。北朝鮮で核兵器や弾道弾の整備が加速するという。中国に「天災人禍」という格言があり、天災と人災が絶え間なく続くと王朝が亡びる故事。トランプ氏の登場や金正恩氏も天災のうちで、その時が近づいているそうだ。一方、中国に腐敗していない官僚など1人もいないのも語り草。さらに、米中関係がこじれた時大きな打撃を受けると核心に触れる内容。米中に限らず、政策のよしあしが市場の経済合理性に左右されることも事実だ。29日ハネムーン100日に相当し、5月12日のSQも先物が経済合理性を判断。日経平均の3分の1戻し1万8705円、半値戻し1万8946円が上値の目安と述べた。■■(****)の半導体子会社売却に日米連合の入札が有力といわれ、米ブロードコムに政府系ファンドが合流する旨タイムリーな材料。また、6月の通常国会閉幕後、内閣改造が予想されるのも新たな手掛かり。首相が2月中旬、フロリダにあるトランプ氏の別荘を訪問した際「役立たずの女性防衛相を早く交代してくれ」といわれ逡巡。やむを得ないようだ。課題山積にかかわらず、何ひとつ解決できない場面が延々続くわけで、行き過ぎた悲観論の修正が関の山。どんなピンチであれしのぎ、少ないチャンスをモノにする決意だ。■■■■■(****)がアマゾンと一線を画し、未払賃金190億円計上。今秋値上げに踏み切るやよし。限界に達し解決に一歩踏み出した。
19日の日経平均13円高。大引け1万8432円。TOPIX1471変わらず。東証一部の出来高19億5200万株、売買代金2兆3100億円。値上がり1043(値下がり820)。6月限が1万8410円(-0.16%)の引け。10年債利回り0.005%(-0.005%)。上海総合が3170(-0.81%)で引けた。マザーズ指数の引け1009.54(+0.66%)。好転している。値上がり率ランキングによると、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)など関係分。意外なほど確りしている。(了凡)